アメトリン・伝統・常識による安定・ 2018年3月7日
本日はパワーストーンから入りますとアメトリン。
アメトリンは相反することのギャップを埋めるという意味、効果を持っており、心の中の葛藤を緩和したりという働きになります。
さて、カードの方は「法王」。
キーワードとしては「伝統・常識」が当てられ、正しい行いを心がけ、人の話に耳を傾ければ人生の指針が与えられるとされます。
とは言ってもなかなかそうは行かないのがまた人生。
現実に起こることと、伝統、常識の狭間で苦しむこともありますよね。
そこでアメトリンの作用、相反することのギャップを埋めることが役立ちます。
アメトリンの根本的な働きは、心の許容度を高めること。相反することを同時に抱えてもジタバタしないようになるわけです。
伝統と革新について考察しよう
伝統と革新は、互いに相反する部分がありますが、どちらも「良かれ」と思ってそれをしているのでしょう。
しかしながら、互いが互いに潰しあっては文化そのものが成り立ちません。
革新が伝統を完全に追い払った日、そのとき初めて、伝統として受け継がれてきた「アレ」は実際には必要だったことに気づくでしょう。
逆に、革新を完全に追い払った伝統は、自分たちが時代の変化について行けずに自滅の道を歩んでいることに気づく日がくるでしょう。
答えから先に書くと、伝統と革新、その両方が大切なことに間違いないでしょう。
さて、この伝統と革新を「感情のレベル」で観察してみましょう。
伝統を守る人の多くは、「立場上」としては「満足」または「保守的」あたりにいるでしょう。
そして革新と戦おうとする伝統の人は「敵対心」〜「恐れ」にいます。
革新の人は、少し高い位置「表向き」には「強い興味」〜「熱狂」のあたりを基本にして、伝統と戦いたい人は「敵対心」〜「恐れ」のどこかです。
また、革新にはどうしても「何かを破壊する」という宿命を負っており、それを感情のレベルとしてちょっと間違うと「敵対心」に落ちやすい傾向があることが認められます。
さて、この感情のレベルで「何かを理解する能力」は必ず上の方のレベルにいます。下に降るほど物事の理解力はありません。
恐れや敵対心にいる人が、何かを理解することなどないと言っても過言ではありませんよ。
そして、この感情のレベルの基本原理として、そのレベルがかけ離れた人同士はコミュニケーションが成立しない(すなわちお互いを理解し得ない)、ということがあります。
伝統と革新の話し合いの決裂は、上記の感情のレベルの食い違いから生じます。
両者ともに、まずは「敵対」をやめる必要があるでしょう。
お互いが「彼らはなぜそうなんだ?」というところ、少なくとも「退屈」以上のところをお互いの出発点にしないと両者間で理解はないでしょう。
「敵対心」にいる人に対して「保守的」や「強い興味」から話しかけても話になりません。彼らの感情のレベルを少しずつでも上げるのが先決。
さて、このように誰かの理解を得ようとするときは、少なくとも相手を否定することから始まってはうまく行くはずがありません。
どうしたって必要になるのは「心の容量」です。
そこでアメトリンを取り上げたいわけですね。
そして心の容量を広げるには、そもそもがリラックスしていられる状態が必要です。
それもアメトリンが得意分野とする働きです。
明日が良い日でありますように。