アメジスト・正義に気をつけよう・ 2018年4月11日

アメジスト(Amethyst)
アメジスト(Amethyst)

アメジスト・正義に気をつけよう・ 2018年4月11日

アメジストが出ています。

これはもうお馴染みの使い方「冷静になる」ですね。

カードとしては「正義」。

とにかく正義を行おうとしているとか、その正義がまかり通らないことへの苛立ちを表しているようです。

正義を行うのはかなり難しいのです。感情に突き動かされてはまともな判断ができるよしもありません。

良かれと思ってしていることが実際にはマイナス面が大きかったりとか、時の経過で正しいことが間違いとされたり、その逆も起こり得ますよね。

そこで少なくとも、正義の行使には冷静さが必要。

いつでも正義は難しい

さてさて、社会規範それ自体が正義にならざるを得ないという局面が多いですよね。

「正義」と言っても非常に漠然としており、実生活ではその文明においての社会規範が正義そのものでしょう。

そうしますと、正義はなおさら怪しいことです。時代時代で何が正しいかは異なり、国によっても様々です。

で、ことによっては「あの時に正義を言われていたことは大間違いでした!」ということも少なからずあるでしょう。

例えば、日本で言えば昔には「切腹」というしきたりがありました。これある意味で正義を行なっていますよ。

しかし、現代文明では誰も切腹を望んだりはしませんよね。

このように、正義と言っても時代と場所によって様々。

しかし、時代や場所にかかわらず普遍的な事実として、人は「生存」に向けての衝動を持っているということです。

そしてこの生存を妨げる方向に働く力が罪と言えます。(だから当然、切腹はどうしたって悪です)

さらに言えば、「生存を妨げる規範を続ける」と、その文明が滅ぶことがわかっています。

そしてこの生存とは、個人、家族、グループ、社会、国家、人類といった各レベル全体の生存です。

ここまで書くと、壮大な話になってしまうのですが、これを極度に縮めた表現で表すと・・・

「自分にされて嫌なことは人にするな」

このひと言につきます。

何が正しいか迷いが生じたら、生存の多重円で物事を考えるとクリアーになるかもです。

生存の多重円(生存の包含関係)

そして、善悪の判断として物事を見るときには偏見や色眼鏡を捨てることは必須。そのためにもアメジストは役立つと思います。

明日が良い日でありますように。