2015年7月9日 アマゾナイト・未来への可能性/カップの王子
おお、まずまずなカードではないでしょうか。
使いたいストーンもアマゾナイトということでこれなら意味辞典にも普通にあり。
さて、このカードが暗示するのは未来へ向けてのスタート。出発するなら今です!
また、直観力が冴える時期でもありますから、アーティスティックな分野にいる人は才能を開花させるチャンスです。
ただし!何もしないでは来るはずの未来も来ません。家にいて寝っ転がってテレビを見ていても、ほぼ確実に未来はないでしょう。
せっかくの可能性を実のあることにするために、やりたいことへの真剣な取り組みが必要です。自分自身の思いと取り組みで未来はいかようにも変わります。
そうそう、夢に近づく道のりはアマゾナイトに聞いてみましょう。
このあたりの働きは、意味辞典の中には未記載ですね。アマゾナイトは夢の実現のためにどのように進んで行くべきかを教えてくれるパワーストーン。また、クリエイティビティを強化することからアーティストにもオススメですよ。今日のカードにはピッタリです。
価値観の「価値」について考えよう
本日のカードはカップの王子で新しいスタートの暗示。これってそれまでに出ていたカードそのまんま続きのお話になっています。
ひとつの価値観が壊れ、新しい価値観の元かまたは価値観を探しにスタートするという感じでしょうか。
さて、価値観とひと口に言ってもその持ち方は様々にあるようです。
昨日のこのコラムでも書きましたように、無責任な合意によって作られた価値観はだいたいが自分の外にある何かです。ま、早い話が人の価値観をたいした考えもなく借りて自分の価値観にしてしまっているというお話です。
そして、誰の人生でも少なからず、親というのは自分が持っている価値観を子供に押し付ける面があります。これが親子二代程度のスパンで共通する倫理的な側面としての教育ならまあやむなしといったところ。
しかしながら人生設計までも子供に押し付ける親が多いのは確か。
で、いわゆる「良い子」とされるのは親の価値観を評価なく受け入れている子供ののことです。そして親が引いたレールに乗った人生(すなわち親の価値観)を送ることになります。
そうなりますと、その子は果たして自分の人生を歩んでいるのか、親の人生を歩まされているのかわからない状態です。
多くの場合「それはちょっと違うのでは?」と気付き、自分が育んだ価値観と親の価値観の妥協点を探ることになるでしょう。これがまあ、ある意味の処世術になるとは思います。
しかしながら、人によっては押し付けられた価値観に我慢ならず、ある日大爆発をしてしまうこともあり。ま、爆発までも行かないでも悶々と暮らしていると。
さて、他にシンプルな「外にある価値観」に目を転じます。
「ブランド志向」があります。これはひとつの価値であり、かなり物質的な側面での価値観ですね。これは昨日書いた「ペヤングは美味しい」という価値観と同じ種類のもので、人が良いというから「それは良い」という無責任評価に近いもの。
「それが良い」のはなぜ?という問いに答えを持たないのであれば、それは外から借りてきた価値観なのです。ですから、それは本当は自分の物ではありません。ドブに捨てても痛くもかゆくもありませんね。
で、実のところ「ドブに捨ててもかまわない」という価値観ばかり「しか」持っていない場合、これはもう自分自身の中身が空っぽということになりかねません。単に流行を追い回すカモにしかなれないでしょう。
がしかし、世の中には「価値観」をほとんど商品にして売っているという現実があります。消費される価値観ですね。
資本主義社会の隆盛によってこれは本当に凄まじいい勢いですよ。
少し前から「価値観の多様化」という言葉を目にしますが、そりゃねえ、だってその価値観を多量に垂れ流しているマスコミやら企業があるからでしょう。
たぶん、世の中にある価値観の90%程度は消費されるべき価値観だと思えてなりません。
価値観のお話、根が深いですからさらに続きますよ。ふう・・・
明日が良い日でありますように。