レッドジャスパー・捨てる、そして再生する/死神

2015年11月19日 レッドジャスパー・捨てる、そして再生する/死神

なんとまあ、死神のカードです。

とは言っても悪く考える必要はありません。これはある意味ターニングポイント。再生ありきです。

再生するために出直しが必須。あれやこれやと悩み、死守してきたことがこれで本当に良かったのかどうか、自分自身の中では結論が出ているのではないでしょうか?

これまで本当にギリギリの状態で頑張ってきましたよね。しかしこれ以上背負う必要はありません。

これまでの頑張りで少しお疲れモードかも。これを必死でつかんでおくものか?手放すべきものか?の判断のとき。(いいえ、判断はもうできていますよね)

良い未来のためには多少の痛みを伴っても手放すべきときがあるものです。

こんなときにオススメのパワーストーンはレッドジャスパー(意味辞典に未記載)。

レッドジャスパーを使う目的は「執着心の洗い流し」これに尽きます。またマイナス思考や鬱な気分から抜け出す作用もあり、細かいことに目くじらを立てないようになりますよ。再生&スタートにはうってつけですね。

色々と捨てられない理由・所有に関する話題

単純にはその人の「所有性」が低い場合には物を捨てられないケースが多いです。所有性とは、その人が何かを所有できる可能性のことです。

「自分は何かを所有できる」と思っている人は物を得ることと手放すことが自由なのですが「自分は所有できない」と思っている人は一度得た物を捨てることができません。その上に不要な物までを得てしまう傾向にあります。

世に言う「ゴミ屋敷」というのがありますが、これは典型的に所有性が低い状態です。ゴミでさえが捨てられません。誰かがその家の明らかなゴミを処分しようとすると血相を変えて抵抗します。

全く不思議なことですが、何も所有できないと思っている人こそが物を溜め込むわけです。(それがたとえゴミでもです)

さて、面白いことには所有性の低い人は目に見える物体だけでなく、思い出の一部を捨てることもできません。過去に囚われまくっていますよ。

記憶というのは単なる「記録」とそれに伴う「感情」が合わさった状態にありますが、捨てられない人にとっては「悪感情」を捨てることもできません。何千、何万年でもそれを保持しようとするでしょう。これは心の中にゴミ屋敷があるような状態です。

実のところ「執着心」というのも所有性の低さが原因となっていることがあります。

それではなぜ所有性が低くなるのか?

これは難しい問題ですが、ひとつ言えることは、誰かがその人を「何も持てない」と教育してしまったということがありえます。(まあ大体は育ての親だったりです)

またはその人が教育以外でも「自分は何も持てない」と信じ込んでしまっているという状態です。

「何も持てない」ということは、その人から物に対するコントロールを奪うことです。これはうっかりした教育でなされてしまう可能性があります。

コントロールを奪う、ということはすなわち、その人が「責任」を剥奪された状態です。

さてさて、よく観察してみてください。

ゴミ屋敷ほどでないにせよ、そのような状態(所有性が低い状態)にある人は、その所有物に対して意外に責任を持っていないということがわかるでしょうか?使いもしないそれらの物は、未整理状態で放置されているでしょう。無責任にも放置していることを、実は所有していることと錯覚しているのです。

このような状態は実のところ最終的に生存性の低い状態を招きます。以下の三角形の示す通りです。

生存の三角形
生存の三角形

そして、その人がゴミ屋敷からゴミを撤去して復帰するには「所有性のアップ」しかありません。物を捨てるにはそれしかありません。

ではどうやって所有性をアップするのか?

ひとつの方法はその人に「持てない」教育をされてしまった出来事を記憶の中から発見することです。

まあ、それにしたって所有性が低いですから、「自分は持てない」ということを捨てることすらが困難です。

けっこう難しい作業です。

明日が良い日でありますように。