ムーンストーン・思い込みを捨てよう・ 2018年4月6日
ムーンストーンが出ています。
今回のムーンストーンは「自分の心の声を聞く」「本心を信じる」といったことに使います。(意味辞典の方では使い方についてあまり詳しくないですね。)
さて、そのムーンストーンですが、傾向としては自分の内面に深く触る作用があるようです。
まずは自分自身の心をしっかり見ること。
そして感情面での癒し効果もあるのですが、これができるのは最初に自分自身が自分の心をよく観察してこその働きと言えそうです。
そして身体的に現れることにホルモンバランスの調整といったことが挙げられますが、これは精神面に触って癒しが成立してこその結果と見ることができそうです。
さて、カードの方は「女教皇/リバース」と出ています。
これは「思い込みに囚われていませんか?」というアドバイスと取れます。
そして単純に物事を見誤っていないか?ということも。
こうなるには様々な迷いがあるのかもしれません。
そこでムーンストーンを使って自分自身の心の声をしっかりと聞きなおそうというわけです。
そして、自分が思っていたことが真実でなかったとしても、そして思い通りにことが運ばなかったとしても、実はその方が結果として良い具合である、ということも少なくありません。
なんだかうまく行かないなあ、と思っていたら、その方が良かったのだと後から気づくこともあり。
思い込みいろいろ
ひと口に「思い込み」と言っても色々ありますが、その人がそうだと思ったものがその人にとっての「真実」になるのは間違いないようです。
地球が球体で、そして太陽の周りを回っているなどということは昔の人は誰も信じなかったでしょう。
現代の私たちは様々な証拠を知っているからこそ、地球が太陽の周りを回っていると認識しているわけです。
しかし、人は証拠がなくても様々なことを信じようとします。
これ、実は「基となるデータ」の原理ですね。
その、信じるものが突然に崩壊したとしましょう。その人は即座に混乱します。
混乱を収めるためにはとにかく何か信じるものが必要なわけです。
また、自分にとって都合が良いことを信じるということもあります。
ところが、日本という国、また日本に長く住んでいる日本人のメンタリティーを見ると、もう少し複雑な側面があるようです。
それは「それは嘘だとわかっていても、そうとは言わずにみんなで信じているふりをする」です。
これもある意味、混乱を収める方法かもしれません。
さらには「そう思い込むことにしよう」という決定があるようにも思います。
これらは、信じる以前に「嘘」がそこに存在します。
嘘によって存在するものは「持続性」が強いです。
と言うよりも持続することには嘘が含まれています。
真実を見抜くには、まずとにかく「よく見ること」。
そして「見た自分を信じること」。
そこに嘘を交えてはいけません。嘘が入ると真実でないその状態が持続します。
試しに、この世の中で「持続している何か」をよく観察してみてください。そこには必ず嘘がありますよ。
ここで言う嘘とは、誰かを騙すためのことでなく、ありのままを受け入れていない状態に近いです。
ありのままを受け入れた途端、消えてなくなる苦しみがあることを思い出してください。苦しみの持続は、ありのままを受け入れられないという状態が原因です。
今週最後のコラムになりました。ちょっと取り止めのない話題と思いますが、真実とは何か?これをちょっと考えてみました。
それでは次の日曜夜、また更新します。良い週末を!
明日が良い日でありますように。