
こんにちは。スタッフ友次郎です。
友次郎の日記的書き込み。
本日(7月10日)の甲府市から見る雲。素人目にはちょっと不思議。
山の方には積乱雲。しかし頭上には鱗(うろこ)雲。
鱗雲は秋のものかと思っていましたが、年間を通じて出るそうです。
そしてこれが出ると、天候は下り気味と。
夏の大阪では見たことがないような気がするなあ。
人工石から天然石まで:ストーン撮影の話
さて、昨日の「ジェムストーン・フェア in KOUF」で入手したストーンの一部を紹介。
同時に写真そのものについてコメントしていきます。

まずはキュービックジルコニア。これは人工物です。
このように面があってくっきりと色があるものは簡単にらしく撮影できます。


次に京都オパール。これは言わば人工オパール。
「京セラ」と言うセラミック製品の世界的シェアがダントツな会社の物。
人工でもそこそこお高いです。今はなかなか入手できません。
で、この石は直径3mm程度の丸玉。その一個の石の中に光線の具合によって複雑な紋様が浮き出ます。
これがねえ、今回のは対象物が小さいこともあって撮影はかなり困難。
3mmの石の中に、細かい紋様が内部から浮き出る感じですから。
とりあえず基本的に背景に白を持ってきますが、背景を完全に白に見えるようカメラを調整すると、石も一緒に白く飛んで写りません。
むしろ一個だけの超クローズアップであれば、その方が簡単かもです。
そして黒バックならなお簡単なのはわかっています。

またこの石が、セレニティアス製品の飾りパーツとして使われた場合、パワーストーンとしての扱いはしませんから、クローズアップはありません。
他の天然石に挟まれた状態で映るはず。
となると、もう画像としては何が写っているのかわからなくなるでしょう。

次にブルートパーズ。
これは現物を肉眼で見たのと全く異なると言えるほどの写り方。いやもう、全然違います。
肉眼ではもっと艶とガラス質な透明感があります。
この透明感を出す撮り方はあるにはあります。が、結構難しいです。
また、これも黒バックの方が多分簡単。
白バックを真っ白にしようとカメラを調整すると、石も白く飛んで写りません。先の京都オパールと同じ現象です。

次にシーブルーカルセドニー。
これも肉眼ではもう少し透明感があります。肉眼で見る現物とかかなり異なります。
また、背景を目で見た通りにもっと白く写そうとカメラを調整したら、石まで白くなって写りません。
実物感を写真で再現するのは上のブルートパーズと同じにそこそこ難しいことがあります。

これはオレンジムーンストーン。
これも撮影はなかなか厄介。
色の雰囲気、質感はまあまあですが、ムーンストーン系特有の「シラー」がなかなか写せません。
これも、バックを見た目通りにもっと白くとカメラを調整すると、石自体も白くなってダメ。
上記3点の石は、どれも複雑な発色で、石の表面で反射する光、そして内部で複雑に反射して出ていく光の混合。
この種の石、特に今回のように小さめだとなお難しいです。
画像で見ている人に元の石のキレイさがなかなか伝わりません。
それはカメラの性能とはあまり関係がなさげ。
しかし何年やってても本当に納得できません。
逆に撮影が簡単で肉眼で見るのと差が出にくいものはクリスタル系ですね。
そしてもっとも簡単なのは完全にソリッドな石。例えばタイガーアイとかは超楽です。
そう言えば、スマホのカメラってすごい進化しています。
その進化の方向として、なんとなく撮影しても人間の目で見た雰囲気を再現しているって感じに。
大きめな日用品をメルカリで販売する、と言うならもうスマホで十分と思います。
今週も最後の更新になりました。
次回は7月13日(日)午後10時以降の更新になります。
そうそう、友次郎は14日大阪行きとなります。
それでは皆さま、良い週末を。
明日が良い日になりますように。