2015年12月3日 カイヤナイト・考えを根底から変える必要性あり/吊られた男/リバース
おっと!これはにっちもさっちも行かないカードです。
これはちょっと苦境ですね。あれやこれやをやってみても悪循環になる暗示。また、ダメと分かっていてもそれをし続けなければならないような境遇にあるのかもですね。
これというのも、もしかすると周りが見えないままに事を押し進めようとしていた結果かもしれません。ここはちょっと冷静になりましょう。
「身動きがとれない」と思ったら下手にジタバタせずに一旦停止が吉!
180度は視点を変えないとこの問題は解決しそうにありません。
こんな状況でオススメしたいパワーストーンはカイヤナイト。
カイヤナイトは混乱を鎮めて思考の制限枠を取り払ってくれるでしょう。そして過去の失敗や辛い想いから立ち直って自信を取り戻すという作用もあります。現在の失敗は、実のところ過去の失敗を引きずった上に成り立っているということもあるのです。
心・反応・思考・自分自身(その2)
カイヤナイトの働きとして過去の失敗から立ち直るということを書きました。
実はそれができるのは昨日書いた「自分自身というスーパーパワー」が存在するからです。
心は、失敗を繰り返さないための学習をしますが、それが単に反応という形になっていると、そのままでは制御不能で不合理な結果になって出てくることがあります。
例えば、トラウマとかパニック障害という名で知られる心の反応はこのあたりのことを象徴していると言えます。
ここに簡単な例を示しましょう。
あるとき、ハチに刺された人がいたとしましょう。その人は「ハチ=危険」という反応を持つことができます。これはある意味では有益な反応でしょう。この人はこれで生涯にわたりハチの危険を避けることができるかもしれません。
その人はハチの羽音らしき音を聞けば警戒し、ハチの巣に近づくことはないでしょう。
しかしながら、この反応は合理的でないことをしでかすこともあります。例えば、ハチでなくてハエの羽音を聞いても慌てて逃げ出すことがあるわけです。
また、まだハエなら同じ昆虫として同類ですが、虫とは全く関係のない「単に似た音」を聞くだけで嫌な気分になれるかもです(こんな不合理な反応はいくらでもありますよ)
最初にハチに刺されたときにできた反応は「ハチ=危険」ではなく「虫の羽音=危険」こんな図式であることが多いのです。
そして本人としては「これはハチではなくて危険のないハエなんだよ」とわかっていても体が反応して落ち着かないということが多々あります。これって合理性を欠いていますが、だからこそ「反応」なのです。「反応」は理屈でなくてとにかく「反応」であって、中身が間違っていようとも、とりあえず身を守る体制を整えよという形で働きます。
さて、それでは「これはハチでなはくてハエなんだよ」と思えるあなたはどこにいるのでしょうか?
人の本体は心やその反応だけでできてはいません。反応している心を外から見ている自分自身が必ずそこにいます。これがスーパーパワーを持った自分自身です。
少し長くなりましたが、この話、続きます。
次回はさらに「反応」の例をあげ、スーパーパワーである自分自身の気づきを深めることにしましょう。
「吊られた男のリバース」の対処として、考え方を根底から変える必要がありますが、そのときに働くのも「反応している自分を見てる自分自身」なのです。セレニティアスのパワーストーン選択は、この部分を見ているわけですね。
明日が良い日でありますように。