ハイパーシーン・冴えているとき・2019年1月31日
ハイパーシーンが出ています。(意味辞典に未記載)
ハイパーシーンに求めるのは「メンタル力アップ」。
リーダーが持つ石とされています。
その働きの根底にあるのは不安や恐怖心の排除です。
不安や恐怖の基になるのは過去体験。これによって現時点で迷いが生じるわけです。
そういうことに惑わされず、現時点において良い判断が下せることがリーダーに求められています。
カード:ソードの王
実際のところ、もうパワーストーンの助けが必要がないような状態です。
判断力、決断力に優れ、物事を冷静に見ることができています。
協力者も多く、未来を切り開くきっかけとするべきタイミングのようです。
新しいプロジェクトが持ち込まれたり、地位の向上もあり得ます。
「ソード」というのはそもそも知恵の象徴ですね。
このタイミングを逃さず、実力を発揮して問題を解決して未来を築くときです。
ただ、自分が明晰だからといってそれを周囲にそのまま押し付けるのは注意。
人々がわかるように采配するのも大切です。
風習・ならわしについて
今回のカードも実際にはパワーストーンの出る幕がないほど良い状態を表します。
で、今回はちょっと脱線・・・
巷(ちまた)では少し前から、今年も「恵方巻」の宣伝が始まりました。
その年の恵方(えほう)を向いて巻き寿司にかぶりつく、という関西の風習。
これをあるとき、コンビニのセブンイレブンが全国に知らしめることになりました。
これ、発祥はあまりよくわかってはいないようですが、まあ実質的に何のご利益もなさげなことは確かでしょう。
そして今や、コンビニやスーパーで売れ残りが廃棄処分されることがむしろ問題です。
しかしながら、我が家の年老いた両親など、恵方巻を白百合のように疑うことなく、ある種の「習わし」ないしはお手軽な「宗教行事」として「信心」しているようです。
私が恵方巻を「いらない」というと母は怪訝な(けげん)な様子。
そうなってしまう戦略として、巻き寿司の販売に「節分」「恵方」を取り入れ、「食べる」というアクションに結びつけていることがあるでしょう。
さてさて、おなじみの「知っている」のスケール「少し拡大版」を示します。
- 知っている
- 見ている
- 感じている
- 努力
- 考えている
- シンボル
- 食べる
まず、巻き寿司と恵方、節分は「シンボル」と言えるでしょう。そしてそれらに伴って「食べる」です。
これ、「知っている」にはほど遠いです。「考え」てすらいませんね。もちろん何の努力もありません。広告や世間に従うだけです。
世の中にはこういうこと結構あります。
似たものではバレンタインデー。これも「シンボル」と「食べる」ですね。チョコレート会社の戦略という以外には意味不明です。
他にも、妙な風習はありますよ・・・
例えばサラリーマンのスーツとネクタイも実用上としては意味不明です。夏は無意味に暑すぎるでしょう。
結婚式の披露宴、お色直しは結婚式場「玉姫殿」の策略だったいうこともあり。しかし、いつの間にか多くの女子があれをやりたがる。
また、成人式というのも意外に新しい話です。ちょっと前までそんな風習はありません。
どうやら、物事をシンボル以下にはめ込んで広告を打ち、成功すれば考えも努力もなしに、ことの起こりを知られることもない、ということになっていそうです。
人々が考えることもなく、感じることもなく見ることも知ることもない状態にあることを観察すると、シンボル〜食べるあたりにはまり込んでいることがわかります。
で、為政者はシンボルを使いたがりますよ。(例:ナチスドイツ時代、鉤十字をシンボルとした)
ですので、今のドイツ〜世界で鉤十字のマークをことごとく排斥するのは理にかなっていると思えます。
明日が良い日でありますように。