ブラックオニキス・刃を研ぐタイミング・2024年2月13日
ブラックオニキスが出ています。
このストーンに求めるのは「今するべきことに集中する」「自己信頼」「人は人、自分は自分の意識を」。
ブラックオニキスは厄除けの石」として、古代インド・ペルシャ・タイなどでは古くから大切にされているストーン。
気持ちの高ぶりを鎮めたり、ブルーな気分を反転させ、明日を信じて上を見て歩けるように主人を導きます。
衝動買い・ムダ食いなど理性では太刀打ちしにくい誘惑を払う作用も併せ持っています。
また、他人の言動に左右されやすい人が身につけると「人は人、私は私」と割り切って考えられるように導いてくれます。
■ ブラックオニキスと相性が良いストーン
学びを深める。人として未熟な部分の成長を助ける。他人に過敏に反応しない。
■カード:ペンタクルの2/リバース
要注意&アドバイスです。
現状への不満、またはエネルギーの持て余しなど、パッとしないムード。
変化を求めての行動が空回りしたり、能力以上のことをしようとして困難に陥ることも。
今の時期は無謀な挑戦を避け、リスクの高いことへ手を出さないことが吉。
ここは勉強や準備の時間としましょう。自分を育てる努力に充ててください。他人と自分を比べることのないように。
■ 京都の桜と信州の神々(第15話)
「姫」がいる池を探す
(タイトルは仮題 その14から続く実話)
まずは「姫」がいるであろう「池」を霧ヶ峰の中から特定をする必要がある。
宿での朝食後、地図帳を片手に大雑把な方向をつかむ。
そんなに幾つもの池がわるわけでもないので、そこはなんとかなりそう。
それからセレニティアス一行は駐車場に停めた車に入り、カーナビの拡大画面とにらめっこする。
とりあえず現場まで行けば、ローズクオーツに退避している「諏訪湖の存在」が何らかの合図をくれると思っている。
いやね、この段階では池に沈んでいる「姫」は私たちが救出に向かうことを知らない。
だから頼りになるのは「諏訪湖の存在」からの合図なのだ。
この「合図」を拾うのはセレの役割。手に持ったローズクオーツが、姫がそこにいるなら何らかの反応を示すはず。
・・・
宿を出発して程なく一ヶ所目の池近くに着いた。駐車場に車を停めて外に出る。
初夏の午前、眩しいほどにからりとよく晴れた日の霧ヶ峰である。
「さて、池はどっちだ?・・・」
「あっち・・・」
セレニティアス一行4人(セレ、ピエロコ、友次郎、変なおっさんM)は地図帳を頼りにゾロゾロと地道を歩いていく。
この「姫の救出作戦」それ自体、大した確証もなく、少し途方に暮れる気分でもある。
しばらく歩き、人ひとりが通れるほどの草むらを抜けると、少し視界が開けた。
そこに水辺が見えた。第一の池である。
「ここは?・・・」
「うううむ、違うか・・・反応なし」
とセレ。
水面に反射した光を受けたローズクオーツ、何も反応はないようだ。
もう少し歩き、同じ池の別な場所でも同じ操作をする。しかし反応なし。
「ダメ・・次に行こう」
とセレ。
一行は来た道を引き返し、再び車に乗り込み次の池に向かう。
『こんなで本当に場所の特定できるのか?』
セレニティアスの誰もがそう感じていたようだ。
いやもうね、ダメ元。
もっとはっきりしたことがわかった後で出直してもいいわ、こんな感覚がないでもない。
しばらく車で走り、次の池近くの駐車場に着いた。
「じゃ、行きますか!」
全員、喉が渇いていた。駐車場にあった自販機でドリンクを買い、それからまた池に向かう道に。
こんな調子で大丈夫なのか?
(その16話に続く)
明日が良い日になりますように。