ブルーサファイア・視野を変えよう・ 2018年9月25日

ブルーサファイア(Blue-sapphire)
ブルーサファイア(Blue-sapphire)

ブルーサファイア・視野を変えよう・ 2018年9月25日

パワーストーンはブルーサファイアが出ています。(意味辞典に未記載)

ブルーサファイアに期待するのは「視野を変える」「脳の活性化」。

ブルーサファイアの基本的な働きとして鎮静作用があります。

脳の活性化とは逆なように思われるかもしれませんが、人が慌てふためいたり、取り憑かれたように大騒ぎしているときには一度落ち着いたほうが合理的に判断できるものです。

「まあ、ちょっと落ち着いてよく考えてみよう」です。

暴れる心を精神で抑える、という感じですね。心が持っている余計なエネルギーを取り除く作用があり、そこで脳がまともに働きます。

さて、カードは「隠者/リバース」。

隠者は本人が気づいていない心の奥底にあることを意味します。

そこには悩みや、逆に本当はわかっているのにわからないふりをしていることなどが含まれます。

ここで自分自身を振り返り、本当の悩みは何か、そして気づいていることは何か、それを悟って次のステップへ踏み出すタイミングが来ていることを示しています。

これが逆位置で出ていれば、あまりに自閉的に考えすぎ、思い込みを蓄積して現実と乖離している状態を表します。

ですからここでは視野を変えて外から自分を見るとか、外の世界に目を向けることが現状打開の方策だと教えてくれています。

「知っている」について深掘りしよう

「隠者」のキーワードは「知っている」となるでしょう。特に「自分自身を知っている」がこのカードでは重要になってきそうです。

そこで、ここでは人が「知っている」に到達するまでにどのような段階があるのかを紹介します。

  • 知っている状態
  • 見ている状態
  • 感じている状態
  • 努力
  • 考えている状態
  • シンボル

一番上が「知っている」ですね。その対極の最下段に当たるのが「シンボル」です。

シンボル

これは元々が意味のない記号です。例えば人や物の「名前」がこれに当たります。「私は○○という者です」と名前を名乗りますが、それはその人につけられた記号すなわちシンボルです。

それは考えもせず、努力もせず、何も感じることはありません。

また、シンボルの記憶と羅列を「知識」(知っている)と勘違いしてることは多いです。例えば、世界の国名とその首都を言える、などということはシンボルの記憶と羅列です。

考えている状態

さて、シンボルとして人は名前を持ちますが、それではその名を持つ「私」と何か?を考えることがありますよね。私は人間である。私は○○人である。年齢は○○歳。とかですね。もしかしたらまだこれも記号の延長にあるかもです。

それから「私って何?、どうやって知れば良いのだろう?」とかと考えます。

多くの「まずい状態」はこの考えのポジションでグルグル回りだけしています。

努力

シンボルの状態や考えている状態から抜け出し、例えば自分とは何かを知るために「押したり引いたり」している様子です。自分探しのために様々なことをしてみたりです。

ことによっては何かを切り刻んで分析しようとするかもしれません。研究者というのはそういう「努力」をしています。

感じている状態

自分探しで様々なことをして、そこで様々なことを感じます。これは好きだ、これは嫌いだ。これは楽チンだが、こっちは大変だ。とかですね。ここまではだいたいが心の範疇で収まる状況があります。

見ている状態

努力や感じている状態を、「考えることなしに」客観的に「見る」ことができる状態です。同時に、外界のことも見ることができるようになっているかも。ここまでくると「精神」の働きが重要になります。

ここでは心で感じていることとは次元が異なります。また見る段階においてはすでに努力を必要とはしません。

知っている状態

最後の到達点がこの「知っている状態」です。

さてさて・・・

シンボルのままでいることは、そのことについてなぁ〜んにも考えていない状態ですよね。このままではどうやっても「知っている」には到達しません。

次に、考えにはまり込んで抜け出せないという状態があります。頭の中でグルグルと考えが回るだけ。心配事は拡大し、現実的な実行力としてはムダにエネルギーを浪費し、それが内向する一方で病気にさえなるでしょう。

「隠者/リバース」ではここに気をつけろというアドバイスですよ。いわゆる引きこもりです。

次の段階として「努力」にまで移動できれば、自発的な動きに出ています。見ることのチャンスも膨らむでしょう。

以上のようにある課題について自分がどのポジションを取っているかを見極め、「知っている」に到達するためにはどうするか?

これを見極めていきましょう。

上に掲げた「知っている」に到達するスケールは、もちろん何かの研究を行うときの、研究成果「知っている」に到達するためのアクションと同一ですよ。

そこでブルーファイアの「視野を変える」という働きが「知っている」状態への手助けになります。

明日が良い日でありますように。