2015年10月1日 テクタイト・価値観が変わるかも/カップの8
今回のカード、カップの8はちょっと複雑な感じがありますね。
価値観が変わってしまうようなことが起きつつありそうです。ことによっては人生の岐路と言えるかもです。
今まで守ってきたもの、追いかけてきたものが急に色あせて見えるかも。
現状維持に違和感が大きいなら、新しい旅たちの時です。自分の心に素直になりましょう。
しかしながら、今までに慣れ親しんできたことと決別することは勇気が必要ですね。
さて、今回オススメのバワーストーンはテクタイト(意味辞典に未記載)。
もう、このストーンに対する期待は「第六感」ですね。あれやこれや考えるよりは、今はインスピレーションです。今までの考え、価値観から脱却するきっかけは考えでなく、インスピレーションです。コラムで何度も書きましたが、「決定」がすべてに優先します。「考える」のは後からですよ。
テクタイトは強力なストーンで、他のストーンと一緒に置いてはいけませんよ。
捨てられない、変われないことの意味
今回のカードでは「価値観の転換」の暗示。
ところで、価値観が変わると捨てるべき物がどうしても出てきます。
昨日まで見ていた「コレ」が今日はもう面白くない、というのが価値観の転換ですから、捨てる物がでてきます。
しかし、なかなか捨てられないのですよね。そうして価値観の転換もできずにいつまでもズルズルと足を引きずるように人生を歩むかもです。
ところで、「捨てられない」ということの本質的な意味とは何でしょうか?
今までこれについて様々に語られてきたと思います。が、ここにひとつだけの決定打を書きましょう。
物(こと)を捨てられないその人は・・・・
「何も所有できないと思っている」
です。
実は、このコラムで「所有性」という言葉でそれを何度か書いてきました。
「何かを持つ」とは、そのことや物を自分のコントロール下に置き、そして自分が責任を持つことができる状態のことです。「所有性がある」というのはそういう状態のことで、「所有性がない」というのは自分でそのことや物をコントロールできないし、責任も持てないとう状態です。
そして、物やことをコントロールできるということは、それ得て、そしてそれを捨てることも自由であることを意味しています。当然ながら、その人はその物やことについて「自己決定」を行使します。
しかし所有性が低く「何も所有できない」と思っている人は、手元に来た物に対して自己決定を発揮できず、「失う恐怖」だけを持っています。
ですので何も捨てられずに溜め込んでいる人は、実のところ「自分は何も持てない」と思っているのです。そして物やことに対するコントロールと責任を失っている状態です。
ここに面白い結論がありますね。物を多量に持っている人は、実は何も持てない人のこと、なんですね。
そのような人格が形成される可能性は、簡単にわかる部分としては教育です。
幼いころ、その子に世話をやき過ぎることは、その子がその物事に対する管理能力と責任についてを取り上げることになっています。管理者としては何も持たせてもらえなく、コントロールする権利を与えられません。そう、最後にそのおもちゃを取り上げられて終わりです。所有性のない人生になるわけですね。
そうそう、物を溜め込んでいる人を見てごらんなさい、溜め込みはしていますが、それらの物について、全く管理がされていないでしょ。ホコリをかぶっていたり、大切だという割には使い物にならない状態なまま放置されて何かの下敷きになっていたりしますよね。
コントロール、責任を持つことができない人が物を溜め込み、捨てられないのです。
明日が良い日でありますように。