2015年7月22日 レッドゴールドストーン・見栄を張るのは大変だなあ/ペンタクルの王子/リバース
またまた!ちょっと要注意なカードです。
油断、おごりのためにチャンスを失ったり、予想外の事態に陥って対処不能という暗示。
また、余計な見栄を張って正直になれず、大切な人間関係を壊したり。
他には金銭的な損害の予想も。
いやいや、これはかなり良くないですね。しかしこれというのも元はと言えば自分の慢心や油断、そして見栄からくることと理解しましょう。
嘘で自分を守ろうとするのを止めましょう。強い自分も弱い自分もそのまま表現することが後々意外にも楽になる方法ですよ。
このようなときにオススメのパワーストーンはレッドゴールドストーンです。
このストーンの役割はズバリ!コンプレックスと向かい合うサポート。そのためにはまずありのままの自分自身を受け入れることからスタートですね。レッドゴールドストーンは特に自分を責めがちな人にはオススメです。コンプレックスが故に自分で自分を貶めるという苦しみは、バカバカしいことですよ。
罪を犯すその前にあるもの
今回のカードの暗示で「見栄を張ったがために失うものあり」ということが出てきました。
「見栄を張る」というのは、まあひと口に言って「嘘をつく」ということです。まあ、ことによっては許される嘘というのがあり得るかもしれませんが、できることならつきたくないのが「嘘」。そして「嘘」というのはだいたいが罪ではあります。
ここで「罪」の定義として「誰かの生存を脅かすこと」としましょう。
さて、人はなぜ罪を犯してしまうのか?もちろん、精神鑑定のような方法でもっても解明できないほど有りえない動機を持っていることもあります。この際、このような病的犯罪はおいといて・・・
一般的に「罪」を犯すその前提には「混乱」が存在します。
このコラムに何度も出てくる「混乱」ですね。
そして人は混乱のままでは先へ進めませんから、その混乱をとにかく収めようという動きをします。
すでに書きましたが、混乱を収めるために最初に行うアクションは「とにかく何かを取り上げる」でした。
そしてこのときに取り上げた何かが「誰かの生存を脅かす」ことであった場合にはそれが「罪」となります。
単純な例としては金銭目的の強盗。このとき「お金がなくて自分が生きられないかも」というのが、まず先にある「混乱」です。そしてこの混乱を収めるには、なんとかしてお金を得ることですが、その方法が「強盗」だったということです。
罪を犯す前には、必ずその人にとっての「混乱」があります。ま、罪と言わずとも、何か間違った行動の前には必ず「混乱」がありますよ。
さてさて、一般的に誰でもある程度は過去の行いについて後悔していることがありませんか?それが犯罪とまでかなくとも「罪なことしちゃったなぁ〜」「馬鹿なことをしちゃったなぁ〜」ということがありませんか?
「思い出したくもないが、確かにあれはまずかった」ということがきっと幾つかあるでしょう。
「あれは確かにまずかった・・・」(で、それが後悔の念となってのしかかり)
この思いが今の自分に影響するのはバカバカしくありますよ。できることもできなかったり、あるシチュエーションに関しては随分と引っ込み思案になったりという影響も考えられますね。
そこで!
過去にやっちまった罪かもしれない、と思えることを省みるなら、そのときの「罪」の行動のみに着眼するのではなく、その前段階にある「混乱」をよく観察してみましょう。
- その罪を犯す前にどんな混乱がありましたか?
- その罪を犯すと、相手と自分はどうなりましたか?
- その後あなたはどうしましたか?
この三つの設問を、嫌になるほど、しかしそれを通り超して笑えるほど繰り返して自分に問いかける・・・
というのはちょっと厳しいですかね。でも人によってはかなり気分すっきりになることもあり・・・
少なくとも、罪の前段階の「混乱」を見ることは損にはならないことを請け合います。
明日が良い日でありますように。