2017年2月14日 スギライト・その出来事を引き受けよう/ソードの3
久々に、ザクっと良くないカードです。
でも長い間には誰でも通る道でしょう。心配せずに乗り切りましょう。
(次にはまた違うカードが出ますって)
これまでの努力がまったく報われないことが決定してしまうということが起こる可能性あり。
また人間関係においても別離やいさかいが起きて喪失感にさいなまれることがあるかもです。
これらは非常に受け入れがたいでしょうが、どうにもならないこともあるのです。
昨日感じた痛みを引きずっているかもしれません。その辛さを消化するには「一旦それを受け入れる」のが早道。そうしてから「手放す」のです。手放そうと思ったら、一旦引き受けるのが秘訣ですよ。
今日は自分の心に優しくいたわりを向けてあげましょう。
このようなときにオススメのパワーストーンはスギライト。
スギライトに求めるのは非常にシンプルに「強力な癒しの力」。スギライトは三大癒しストーンのひとつですね。恐怖・悲しみなどのマイナスエネルギーを解放し、精神的な安定状態へ導く作用に優れています。特定の場面に出会った時にわき起こる「イメージや恐怖心」などの「過去の感情」に惑わされることなく、目の前の現実だけをしっかり見るように促します。
悲しい出来事への対処
昨日のコラムでは「どうやって感情のレベルを維持するか」の具体策について書くことを予告していました。
おりしも、今回のカードは「悲しいことが起こるかも」ということで、これを題材にしましょう。
「悲しみ」というのは感情のレベルとしてかなり低いところにあります。普段どんなに愉快な人でも、大切な人との別離などがあれば一時期は悲しみにくれることもありますよね。誰もがそのまま高い位置の感情のレベルを維持できるわけではありません。
しかし「立ち直りが早い」人が確かにいますよね。
彼らの立ち直りが早い理由は、まず「その事態を受け入れる」ことができているということです。
「目の前で起こっていることをありのままに認めること」
これは早く立ち直る「秘訣の中の秘訣」です。
「ありえない!」
「信じられない!」
「嘘だ!嘘だろ!」
上の台詞が表すように、現状を受け入れられないでいると、この悲しみはいつまでも続きます。
上の台詞は全部、現状を認めないという意味ですよね。
ちょっと厳しい例ですがわかりやすくするために、交通事故で大切な人を失ったとしましょう。「その人はもういない」という現実がそこにあるのに、それを認めないというのは「嘘をつく」ということに他なりません。
この悲しみを存続させる原動力は、そう「嘘」なんです。
これについては2017年1月17日のコラム「悪魔はどこにいるのか」を参照してください。
逆に、誰かを失ったこの事件を認め、受け入れた人はどうなるかというと、その悲しみが消えてなくなります。
本当にありのままを受け取ると「その対象は消えてなくなる」という性質を持っています。また全部なくならなくても、認めた分だけなくなりますよ。
立ち直りが早い人は、素直に現状を受け入れることができているということに尽きます。
これをもう少し普通の言葉で言えば「悲しみを引き受ける」です。
悲しいことが嫌だからといって現実に対して嘘をついていても、ずっとずっと悲しみに追いかけられる状態が存続します。
「勇気を持って」悲しみを引き受けることが、悲しみを遠くに追いやる最大の方法です。
さて、最後に最大級のオマケを書いておきます。
悲しい時、あなたを十分に理解してくれている人がいたら、その悲しい出来事をできるだけ客観的に、気がすむまで何度でも話してみるのは方法。望ましい相手の態度は、淡々とあなたの話を聞いてくれて、あれこれ意見を挟まない人であることです。(あれこれ意見を言う人には、むしろ話さない方が良いでしょう)
そうしてあなたが話し飽きて涙も枯れたなら、このアクションは成功しているでしょう。
で、もしもあなたがあるとき「聞き役」になったとしたら、そのときは意見を挟むことなく、淡々と聞いてあげてください。そうすれば、相手は悲しみから抜け出すのが早いでしょう。そしてそこにスギライトがあれば完璧ですね。
明日が良い日でありますように。