ムーンストーン・自分自身に答えを求める/女教皇

ムーンストーン(Moon-stone)
ムーンストーン(Moon-stone)

2016年10月24日 ムーンストーン・自分自身に答えを求める/女教皇

まずまずのカードでしょう。

解決したい問題があるなら、ある意味チャンスです。

もしも今現在、迷いがあるとすれば、その解決を直感の中に求めることができます。

世の中の常識や普通に理解できる経験の中から答えを探すのが難しいとしても、実は自分自身の中に、すで答えを持っているということもあるのです。

ただ、難しさがあるとすれば、正直に自分自身と向かい合うこと。事実をありのままに受け止め、そして客観的に事態を見る目が大切です。

心の声に耳をすませよう。

問題解決のヒントは既に知っているはず。事実はしっかり受け止め、不必要に疑ったりおびえたりしないこと。

このようなときにオススメのパワーストーンはムーンストーン

ムーンストーンは端的に、自分と対話するためのストーンとして取り上げます。そして直観力を強化する作用もありますから、論理を超えた答えを知りたいとき、このストーンの助けを借りると良いですよ。このあたりのこと、意味辞典では触れていませんね。

直感の前に思うこと

最終的には直感で物事を判断したり、実行するしかないときが確かにあります。

実はそうは言っても、その思考や行動は過去からの積み重ねとして選択されている場合も多いです。

今回のカードでは、既に答えを知っている自分の心と向き合おうと言っていますが、しかしその前に、現実の状態をしっかり見ることが大切だとも言っています。

現実の状態をしっかり見ることがなければ、その解決方法が直感であろうが経験値によるものであろうが大間違いしてしまいますよね。何せ出題されている問題を読み違っているわけですから。

ですから、直感であろうがなんであろうが、答えを求めるにはまず「問題をよく読みなさい」ということに尽きます。

さて、このコラムで最近何度も書いていますが「問題はどこかに嘘があるから持続している」ということ。これを思い出してください。

あなた自身がその問題を見るときに、事実をねじ曲げているのではどうしようもありません。少なくとも自分自身は何の歪曲もなしにその問題を見てみましょう。

それでもなおかつ、その問題が持続しているのであれば、それにまつわる誰か、またはグループがその問題に嘘を含ませるか、または状態をねじ曲げて見ています(ねじ曲げて見ることそれ自体が嘘の根本)。これは確実です。

あなたが見たことと違うことを証言している誰かは、きっとそこに嘘を持っています。何度も書きますが、これは嘘をつこうと思ってついる嘘ではなく「事実をねじ曲げて見てしまっている」という状態だと思ってください。(自分の都合のよいように見たいのが人情でしょう)

ここで、例として世界的に複雑な「問題」に触れておきます。

「地球温暖化」

これが事実であるか、そうでないか、実は温暖化対策の前にそのことが争われています。

本当に地球が温暖化しているのかそうでないのか、事実はどちらかのはずですが、今のところは決着がついていません。ですから「実際には温暖化などしていないからその対策など不要だ」という意見もあります。また、温暖化しているとしても、それは人間が工業化で排出した二酸化炭素が原因ではない、という説もあります。

この問題は、発端になっている科学者たちの間でも意見が割れています。

科学者といえば、客観的に物事を見るのが得意は人たちのはずですが、事実はそうでないようです。

彼らは、データは取りますが、その評価はまったくを持って恣意的に適用します。ここには非常に嘘が入りやすいのです。そうでなければ化学物質による健康被害などもっと防げたはずでしょう。

これは自然科学ではまだましで、社会科学となると、特に経済学分野など、ほとんど誰の役にも立たないほどです。(経済学の偉い人には申し訳ありません)

これらの学問は、真に問題を解決できないがために、どれだけ進歩しても人類を幸福には導いていないように思えてなりません。

まずは、直感に従う前に、その直感を適用したい対象物をしっかりとありのままに見ようではありませんか。でないと、間違いますよ。

明日が良い日でありますように。