ホワイトジェード・心機一転せよ・ 2018年2月6日
ホワイトジェードです。(意味辞典に未記載)
前回のブラックオニキスとうって変わってホワイトになりましたが、実はこれが出るには意味的には延長上にあるかもです。
そしてカードは「死神」。一見はおどろおどろしいですが、恐ることはないでしょう。むしろ示唆に富んだアドバイス色が強いカードだと思えます。
端的に言って「白黒はっきりせよ」「転換点」を意味しており、これがゼロスタートになることも受け入れるべきだと。
そこでホワイトジェードは「手放す」ことを促す働きがあるパワーストーン。それと同時に内面の安定にも関わる部分があり、心機一転してスタートしようとするときには有用です。
これらの意味から、前回のブラックオニキスよりもより強く再スタートについて触れているようですよ。
捨てることの心の反応とホワイトジェード
これまでに何度か触れました「心」の作用として「喪失」を極度に嫌う反応がありました。
ですから「心」は喪失を恐れていますから「捨てる」のが不得意です。というか、心それ自体では「捨てる」作業はほぼムリと言って過言ではありません。
心が得意とするのは記憶を溜め込み、それを使って反応を呼び起こして「生存」を高めようとするアクション。(動物ならそれはありでしょう)
それもあってか「捨てる」機能はないようです。そして捨てるを司るのは「精神」ですね。
それではここで「捨てることができない」極端な例として「ゴミ屋敷」を取り上げます。
家中がゴミだらけで自分が寝る隙間もないほど(いやゴミの上に寝ている)、という状態が実際にあります。
これ、かなり異常ではありますが「捨てられない」という典型的な例。
しかしよく見ると、そこがマンション・アパートなど家賃が必要な部屋であると、そのゴミを確保しておくだけのために家賃を払っていることになります。
自分のゴミですからそれは捨てようがどうしようが自由で、誰にも迷惑をかけてはいません。
しかしながら、その人の働きで得られる収入のかなりな部分は家賃として「ゴミ」置き場の部屋として使われる現状をどう考えれば良いのでしょうか。
これは合理的にすら考えなくてもバカなことですよね。
(第一、他人に迷惑でなくとも自分自身に迷惑ですよ)
さて一方、心のゴミはもっと厄介かもですよ。
なぜなら心のゴミは部屋にある物理的なゴミとは違い、それが存在するのに「場所」が必要ないですから。
ですから、心のゴミはゴミ屋敷のような制約なしにため放題になります。これは恐ろしいことですよ。
心のゴミがいっぱいある、ということは「反応できる不要なネタ」がたくさん放置されている、ということです。
逆に、心のゴミの幸いなことは、特に捨てに行くことなくとも、そこに存在するだけでは物理的な邪魔にならないということです。
心のゴミに関しては、とにかくそれに「反応」さえしなければゴミではなく、無限に貯められる「思い出」なのです。(ことによっては有用にも活用します)
ですから、不要な反応、不合理な反応さえしなければ心はどんどん様々な記憶を蓄えていて構いません。
不要な反応、不合理な反応をしないように要となるのは、何度も書きます「精神」」です。
あらゆるところで書き飛ばされている「不要な感情を捨てよう」ということは、実のところ、特に捨てようとか消し去ろうということでなく、精神の管理下にあればそれで良しなのです。
「手放す」とか言うのはあくまでも例え話として受け取ってください。心にあることが正しく合理的にコントロールされていればそれで良しです。
そこでホワイトジェードは過去の感情を合理的にコントロールすることに長けたパワーストーンとして紹介するに値します。
さて、この白系ジェードですが、透明感のあるもの、ラビットジェードのように白濁系のものがありますよね。
透明感のある方がちょと鋭い感じのエネルギー、ラビット系は柔らかいです。
スパッと断捨離したい人には透明系の方が話が早いかもですね。
死神のカード、これはもう良い機会かも。
明日が良い日でありますように。