2017年5月10日 クリソコーラ・変化を受け入れ理解する/塔/リバース
キーワードは予期せぬ変化で環境が変わること。
このカードに関しては正逆どちらに出ても要注意。心して当たりましょう。
(逆位置で出た方がマシかもです)
この変化は自分自身でも気付かぬ場合がありますのでこの点にも注意。
そして、現実を受け入れられないで流れに抗うことを試みるかもしれませんね。そこである種の困難に陥ることになりますが、長い目で見たときには「これで良かったんだ」と気づくときが来そうですよ。
一見は望ましいことでないように見えても、起こること全ては必然です。まずは落ち着いて状況をよく観察してみましょう。
このようなときにオススメのパワーストーンはクリソコーラ。
クリソコーラに求めるのは「洞察力」。まずは自分がどうしたいのかをわからせてくれますよ。何かトラブルが起こったり、事態が刻々と大きく変化する時にでも冷静に物事を受け止められるようにしてくれます。
この宇宙に有るものは・・・変化の考察
「塔のカード」ですね。これは一説に「バベルの塔」の連想ですね。聖書に出てくる話として、人間がおごって天に届く塔を作ろうとしたとき、神の怒りに触れて塔を崩され、そのとき以来人々が民族に分かれ言語もバラバラになってしまったということになっています。
そこでこのカードは崩壊とか破壊とかいう意味合いに使われるのですね。
しかしながらこの宇宙で変化なしにそのままであり続ける物は何もありません。
これを日常生活に引き寄せると、「変化がない」のは死んだ人だけ、といった言い方で表すことも。
ただしかしここで少しややこしい話を書いておきましょう。
目の前に植物の種があるとします。例えばひまわりの種です。
この種を土に埋めて水をやります。しばらくして芽が出ます。これは芽が出たひまわりです。形が変わってもひまわりですね。
これがさらに成長し、夏になると花が咲きました。これももちろんひまわりです。種から花へとこれはすごい変化です。
そして秋になって花が散り、そして葉も茎も枯れます。これは枯れたひまわりです。しかしながらまだ、れっきとしたひまわりですね。
種が成長して枯れるまで、いつでもひまわりですが、その中身はどんどん変わっています。
同じように人間も成長して、中身の細胞は新陳代謝によってどんどん変わり、ある年齢に達すると生まれてた時に持っていた細胞は何一つ存在しません。変化によって入れ替わっていますね。
それでは、その人それ自体というのは一体何を意味しているのでしょうか?
細胞がどんなに入れ替わろうとその人はその人自身と認識されています。(ひまわりがいつでもひまわりと呼ばれたのと同じです)
このひまわりと、人の共通点は「生きる」という原動力を持っていると言えます。いわゆる生物ですね。これは他の物体とは異なる性質です。
例えば、私たちは石油からプラスチック製品を作ればそれは変化ですが、プラスチック製品を「石油」と呼ばず、それどころか「プラスチック」とも呼ばず、製品名で例えば「洗面器」と呼んでいます。
これらの違いはそこに「生命」があるかないか?によって大きく分かれています。
ひまわりが枯れるとき、そして人が死ぬとき、それは生命がその物体として「生きるのを止めた」ときに他なりません。
ここで自然科学が大きく間違うのは「生きる」ことを細胞の反応に求め、生命自体に目を向けないことです。
ちなみに、ある人が死んだ瞬間に医師は「ご臨終です」と告げるでしょうが、しかしながら科学的には細胞はまだ生きていますよ。これが自然科学はまだ生命を十分には理解できていない部分です。
しかし確かに言えることは、変化が完全にないとすれば、それは死の世界しかありません。
変化を恐れることは何もありません。
明日が良い日でありますように。