2015年11月10日 ラブラドライト・どん底!でもきっと好転する/ペンタクルの女王/リバース
ああぁ、いけない、ダメ。「どん底だ!」と思える日。
絶対に大丈夫と思っていたことが覆ったえり、大いにがっかりする出来事が起こる可能性大。多くを語る必要がないほどに最悪な状態かもしれません。
がしかし、こんなときこそしっかりと現実を見据え、事態に対応しましょう。
今日はできるだけ冷静に、今の自分ができることを精一杯こなしましょう。
そうすることで事態はきっと好転します。
さて、この事態にオススメのパワーストーンはラブラドライト(意味辞典に未記載)。
ラブラドライトは、迷ったり困ったときに持ち主の本心が望む道を示してくれます。どうして良いかわからないとき、ゴールを見失いそうなときにはオススメです。
どん底の感じ方と対処
人生のどん底と言える状態に陥ったとしても、意外に平気でいられるのは「ちゃらんぽらんな人」かもしれません。
むしろ責任感の強い人の方が自分自身を責めてしまう傾向があるかもです。これは、まずくするとならなくても良い病気になったりすることも。
「人生のどん底」ということで思い出すのがデール・カーネギーの「道は開ける」です。
デール・カーネギーとは、いわゆる自己啓発の創始者のような人ですが、実際に本を読んでみると今でいう自己啓発とは趣が異なっていて、もっと根本的な生きるための倫理、道徳に近い感じのものですね。
ま、今は自己啓発といえばかなり怪しげなもの多いのが事実。最初に読むならデール・カーネギーをお勧めします。
ところで、この「道は開ける」の中には人生のどん底に直面した人たちのことが語られていて、それをどうやって克服したのかという短い物語が何本も収録されていたと思います。
その中のいくつかの印象的な話として、主人公たちが陥った人生のどん底で「もうするべきことはした。あとは神様にお任せしよう」という場面のこと。
ここでいう「神様」とはキリスト教圏の話であることからキリスト教の神様のことと思われます。
日本人の、日本人による古くからある一般的な宗教観、神様観といえば、ほとんどが「ご利益信仰」だと思われます。お賽銭を投げ入れてお願い事をするという形ですね。他の場面ではその神様に特に興味があるわけでもなさげです。
しかしながらキリスト教の神様観というのはどう見てもご利益信仰ではありません。「あとは神様にお任せする」です。
当の主人公たちはもともと人生のどん底に際して悲しみに打ちひしがれているのですが、その最後の最後に「あとは神様に任せよう」と思い立ちます。
すると彼らはすっと平静さを取り戻すという場面が描かれています。なるほど、宗教というのはこのように機能することもあるのだ、と大きく納得したことでした。
それと、宗教ごとの有意な部分として、その組織で様々な知恵を得ることがあります。現在の都会ではコミュニティが破壊されていて、個人的な悩みなど相談する先もありません。しかしながら宗教組織があれば、そこには相談を持っていける仲間が多くいることでしょう。
このことは実際、生存の包含関係の図にも表れていて、会社や学校、公的なサービス等が機能しないならば何らかの組織(グループ)が個人をバックアップしなければなりません。そして各自はその成員として組織をバックアップしなければなりません。
世界の三大宗教が今なお続く理由はこんなところにあると思いますよ。
そして最後に、混乱を収めるメカニズムの復習。
混乱を収めるにはとにかく何かを取り上げること。
で、最終的に取り上げられるのが宗教ということになることもありえます。それが良い宗教であれば、大いに、人生が豊かになる可能性もあるでしょう。
明日が良い日でありますように。