ガーネット・努力を突き抜けた先に・2019年8月20日
ガーネットが出ています。
ガーネットに求めるのは「耐える」こと。(これについてはコラムでちょっと掘り下げます)
これは意味辞典の方では触れられていない働きですね。
端的に言って生命力全体を強化したい時に有用なのがガーネット。
そして今回は「耐える」ことの意味において使っています。
肉体的にはもちろんですが、精神面では「勇気」をもたらす働きがあり、これが「耐える」ことの原動力になるようです。
カード:吊られた男
デザインとしては男が逆さまに吊られてどうしようもない状態です。
ところが、その吊られている男自身の表情は困った様子でもなく、ある意味は納得の上で何かを得ようとしているようにさえ見えます。
現状ではジタバタしても仕方なく、状況を受け入れざるを得ないようです。
が、むしろこの状態が何かを悟るチャンスのようにも見えます。
最悪な状況の中でこそ、もしかしたら後の人生を変えてしまうほどのひらめきを得られることがあるかもです。
努力・忍耐 その先にあること
前回のコラムではあまりに内向せず、そして考えるより「見る」ことを書きました。
今回のカードもその延長上にありそう。
何もできない状態でも、思考だけは自由です。これは確か。
しかし思考と言っても堂々巡りするような考えは禁物。
見て、そしてひらめいたことが大切です。
なにせ、そもそもが「見る」こと自体ができていない場合の方が多いのです。ちゃんと見ていない状態で考えるのは、それは単に話を作るだけですよ。
また、ガーネットの使い方で「耐える」と書きましたが、実は本当に求めているのは更にその先にあること。
「耐える」というのは「努力」の一種ですよね。
このコラムで何度か書いていますが、努力はそんなに次元が高い精神活動ではありません。
本当はもっと先に行きたいのです。
たとえば、何かが「できる」ように練習している、というのは努力です。
で、あるときそれが「できた!」という瞬間を迎えます。できてしまうと、何の注意もなくそのことを簡単にやってしまうでしょう。
他のたとえとして、何かの恐怖に耐えているとします。この「耐える」というのは「努力」です。
で、耐えきれなくなってもう逆ギレし「反撃」に出ることがあるでしょう。これはもう努力のレベルにはないです。すでに努力を突き抜けています。
一般的には努力それ自体が尊いと思われがちですが、本当に必要なのはその先にあることの方です。(努力なしにできてしまえばその方が良いのです)
吊られた男を見てみれば、吊られていることに耐えるような雰囲気ではありません。むしろ平然としています。
あるがままの状態をきっちり見れば、あらがえない現実と向き合うことになりそうです。
思考が最高に冴えるのは、それからです。(努力とか考える次元にいてはダメ)
ただし、一般的にはそこに至るまでのステップとして努力とか、耐えるとかということも通り抜けることが必要そう。
ガーネットを使ってみてください。
明日が良い日になりますように。