「その他」カテゴリーアーカイブ

手を伸ばせば届く秋の空・2025年9月29日

甲府-南アルプス方面の夕刻
甲府-南アルプス方面の夕刻

こんにちは。スタッフ友次郎です。

友次郎の日記的書き込み。

日中の暑さも和らいだので超久しぶりに車内の窓ガラス清掃。

車のフロントガラスは外よりも内側に拭き跡が残りやすくて難しいものです。

■ 南アルプスに抱かれた甲府盆地の静かな一日

甲府市の秋の空は、静けさと透明感に満ちている。朝、山々の稜線の向こうから昇る太陽が、甲府盆地をやわらかい光で包み込む。

甲府-八ヶ岳方面
甲府-八ヶ岳方面の午前

夏の名残を感じさせる熱気はすっかり消え、冷えた空気が澄んだ青空をいっそう広く見せてくれる。

遠く南アルプスや八ヶ岳の峰々がくっきりと浮かび上がり、雲ひとつない晴天の日には、まるで手を伸ばせば届きそうなほどだ。

日中の空には、白くふわりとした鰯雲や、刷毛で掃いたような筋雲が現れる。これらの雲は秋らしい高い空を彩り、移ろいゆく季節の気配を告げている。

風が運んでくるブドウ畑や果樹園の甘い香りとともに見上げる空は、どこか懐かしく、心を穏やかにする。

夕方になると、空は一変する。西の空がオレンジから紅、そして紫へとゆっくりと色を変え、甲府盆地を取り囲む山々のシルエットが濃くなっていく。

その背後に沈む夕日は、秋特有の乾いた空気のおかげで驚くほど鮮やかで、短い秋の日の終わりを惜しむように輝く。

やがて夜が訪れると、澄んだ秋空に無数の星が瞬き、街の明かりと共鳴しながら盆地をそっと見守る。

甲府市の秋の空は、日々変わる表情の中に、穏やかな時間の流れと自然の豊かさを映し出している。

見上げるたびに、心の奥にやさしい風が通り抜けるような、そんな季節の贈り物だ。


明日が良い日になりますように。

まだまだ知らない甲府の魅力・2025年9月28日

28日の夕刻
28日の夕刻

こんにちは。スタッフ友次郎です。

友次郎の日記的書き込み。

日が暮れると虫の音も聞こえ、本格的な秋がすぐそばにという感じになってきました。

■ 広々ショッピングセンターと彼岸花あふれる公園散策

甲府に来て約9ヶ月となりしたが、まだまだ足を運んでいない所多数。

まずは「LAZA WALK(ラザ・ウォーク)甲斐双葉」というショッピングセンター。車で25分。

LAZA WALK
LAZA WALK甲府双葉

ここは大きな書店が入っているということで目をつけていました。

行ってみると、そこはイオンモールという感じですね。

そこに同時にニトリやユニクロも併設ってなんでもありだな。

内部に入ると、いやもうね、通路が広い広い。まるでF1レースができるかという感じ。

何せ余裕しゃくしゃくだ。

土曜日とあって駐車場はほぼ100%の入りですが、内部の人混みはありません。

これは助かるなあ。

ざっと入っているショップを見て、次回にはじっくりと必要に応じて買い物ができそう。

さて、お次は「万力公園(万葉の森)」。

万力公園の彼岸花
万力公園の彼岸花

車で30分ほど。

ここはピエロコが大好きな彼岸花がたくさん。一万株が植えられているそうだ。

それからちょっとした動物園にバーベキュー広場など。

万力公園動物園
万力公園動物園

ここも日曜日の割には人口密度低い低い。

大きな松の木が豊富で木陰を作り、歩くもの楽々。

なんだか贅沢すぎやしませんか、と思えるほど。

それにしても、車で30分やそこいらの圏内に見どころがまだまだある。

全部を知るにはまだかかりそう。


明日が良い日になりますように。

甲府の小ホールで体感、心にしみる時間芸術・2025年9月25日

甲府の曇り空
甲府の曇り空

こんにちは。スタッフ友次郎です。

友次郎の日記的書き込み。

やっとこさ甲府のかんかん照りを心配する必要が本当になくなりました。

曇り空ではありますが、程よい空気感で何か気分が良いです。

本日は久しぶりに落語鑑賞。立川志の輔(しのすけ)さんです。

■ 志の輔さんが魅せる、人情噺の深みと甲州の風景

立川志の輔さんと言えば、NHKの人気番組「ためしてガッテン」の司会でお馴染みだった方も少なくないでしょう。

セレと僕はマニアということもないですが落語好きで、大阪にいた頃も何度かは寄席(よせ)や大きなホールで落語を聴きました。

落語というのは単にお笑いと言うよりも、明らかに芸能、話芸、ことによっては芸術的でさえあります。

「名人」と呼ばれる方々の落語は、まさに芸術的。何せ人間国宝になってしまう名人もいますから。

また、落語は音楽と同じように「時間芸術」。記録物として動画で鑑賞するのではなく、実際に現場で見聞きすることも大きな楽しみです。

それから、落語には単にお笑いの話だけでなく「人情噺」(にんじょうばなし)というジャンルがあります。

「人情噺」というのは人間の情愛や心の機微を描写した噺のジャンルで、親子や夫婦の関係などをテーマにした長い演目が多いのが特徴。お笑い要素はほとんどありません。

大体がしみじみとした、泣けるような話が多いです。

しかしこのジャンル、NHKの落語番組などでも取り上げられることが少ないようです。

なので「人情噺」の存在自体を知らない方も。

これ、よほど芸が達者な人でないと演じられないと思えます。

ちなみに、一般的に知られるお笑いの方の話を「滑稽噺」(こっけいばなし)と言います。

さて、今回の志の輔さんは「山梨県立県民文化ホール」での公演。

ここも近くて車で10分ほどで到着。現場の小ホールは700席で満員です。

舞台の緞帳(どんちょう)は葛飾北斎(かつしかほくさい)の富嶽三十六景(ふがくさんじゅうろっけい)のひとつ「甲州三坂水面」。

山梨県民小ホール

ちょっと調べましたが、この水面は河口湖。そしてこの風景は今でいう笛吹市御坂から臨んで見えるようです。

面白いことに河口湖に映る富士山は雪をいただいておりますが、普通に見える富士山には雪がありません。

このように、芸術の秋を先取りな感じで甲府の9月を過ごしましたね。


今週も最後の更新となりました。

次回は9月28日(日)午後10時以降の更新となります。

明日が良い日になりますように。

空が踊る甲府の秋 ・2025年9月24日

こんにちは。スタッフ友次郎です。

友次郎の日記的書き込み。

甲府は大変過ごしやすい気候になってきました。

気温は25℃程度を中心に推移している感じでギリギリ半袖でいられます。

午前の空は複雑な雲。大阪では見たことがない景色です。

諏訪方面
甲府市から北を見る。ギリギリ八ヶ岳が

■ 移ろう雲と風が描く一日の物語(AI版)

本日はちょっとした野暮用やら細かいパソコン内メンテ。

これといったこともなく、AIで「甲府の秋の空」について文章を書かせてみた。

つまらない文章に困惑する猫
つまらない文章に困惑する猫(これもAI)

その結果、なんだかやっぱりつまらない文章ができます。それは以下の通り。


甲府の秋空は、まるで自由気ままなパフォーマーのようだ。

朝は澄み切った青が舞台を独占し、遠く南アルプスの稜線をくっきりと浮かび上がらせる。

昼近くになると、ふわりと白い雲が現れては、風の導きでゆっくりと形を変え、観客である私たちの想像力をくすぐる。

ある雲はうさぎのように跳ね、ある雲は龍のように尾を引く。

日が傾き始めると、空は一変してドラマチックだ。

茜色、橙色、そして紫がグラデーションとなり、甲府盆地をすっぽりと包み込む。

夕暮れの最後の光が山の端に落ちる瞬間、まるで幕が閉じるように静かな夜が訪れるのだ。

秋の甲府は、雲も風も光も一日中演じ続けるエンターテイナー。

空を見上げるだけで、季節が語りかける物語に出会える。


明日が良い日になりますように。