ターコイズ・崩壊するが・・・ 2018年1月30日
今日話題にするのはターコイズ。
ここで使うターコイズの意味は「許容範囲の拡大」「心の支えとなり、孤独感を消し去る」です。これらの働きについては意味辞典の方ではあまり触れられていませんね。
さて、カードの方はとんでもない物を引いてしいました。
「塔」の正位置です。
この塔、絵的には大概、聖書に出てくる「バベルの塔」を彷彿とさせるデザインですね。
ひと口に言って「崩壊」の象徴。
しかし、崩壊と言っても悪いことばかりでなく、再構築するなら崩壊は付き物。
何かを作り直すには一度破壊することがどうしても必要です。
実際に起こることとしては、予期していなかった大失敗、喪失、そしてそれから悟って得られるかもしれない新しい価値観が挙げられます。
幸福と不幸
ここで、塔から来る崩壊を元に、幸福と不幸について再考してみます。
崩壊は不幸だ・・・と短絡的に「反応」しなくて良いのです。
幸福については、本当に人それぞれ、その人が思う幸福があるでしょう。それは好ましいことなので各自に任せておきましょう。
そして不幸についても同様に人それぞれなのですが・・・
不幸はその人にとって「受け入れがたいこと」と定義できます。
その人の人生には「受け入れがたいことの数だけ不幸がある」わけです。
今まで何の根拠もなく「不幸の数だけ幸福がある」とかいう慰めがありました。
これ嘘だと思いますよ。不幸の数は単に受け入れがたいことをカウントしているだけであって、幸福とはなんら関係ありません。
さて、受け入れがたいこと、とは端的に言って「嫌いなこと」です。
なのでその人は「嫌いなこと」を人生から取り除きたいと思っています。
でも本当は「それに直面できずにいる」という状態になっています。
どうやら、これが不幸の原理のようですよ。
その嫌なことに直面し、その状況を受け入れられる度合いに応じて不幸の度合いが減少します。好き嫌い関係なしに直面するほど不幸が減ります。
そして直面できない人々だけが泣いて暮らしています。
この「直面する」という状態は「我慢」とか、再々言われている「受け入れる」とはニュアンスが違うかもしれません。
「受け入れる」は本当に受け入れるのであってそのようなポーズやスタイルではありません。
また、一見は直面しているように見せかけた無責任さでもありません。
世間で知っている例を挙げてみてください。
普通に見れば不幸なはずなに、ある人はそれをものともせずに、むしろその状況を楽しんでさえいる、ということがいくつかあるはずです。
「どんなことでもありのままを体験できる許容量」を持つ。
これは不幸を不幸と思って背負わないバロメーターです。
ですから、ターコイズをお勧めします。許容量です。
最後にアドバイス。治したい怪我や病気があったらそれを嫌わないこと。嫌っている分だけ治らず、そしてその分、不幸です。本当ですよ。
明日が良い日でありますように。