ハイパーシーン・リーダーシップを取ろう/皇帝

ハイパーシーン(Hypersthene)
ハイパーシーン(Hypersthene)

2016年12月5日 ハイパーシーン・リーダーシップを取ろう/皇帝

まずまず良いカードでしょう。

もしも今決断が必要なことに直面しているならば、それに向かって行動を起こし、エネルギーを傾けることで成功するでしょう。

今日はリーダーシップを発揮してがんばる日。
行動力を前面に。また行動範囲の拡大も吉。

何かことを成そうと思うなら、そのための行動を起こして進み続けることが大切だとこのカードは言っています。

ただし、一人相撲にならないように周囲への配慮も必須ですよ。

それから、ちょっと深読みすれば自分自身の周りに「権力」を振りかざす人物がいることを表している可能性もあり。

このようなときにオススメのパワーストーンはハイパーシーン(意味辞典に未記載)。

ハイパーシーンはズバリ指導者が持つパワーストーンです。かなり強いエネルギーを持っており、主人が思う事をその通りに実行していくようにサポートします。余計な不安感や恐怖心を排除し、弱気になった心を支えてくれるでしょう。

決断と感情のレベルの話題

さて、今回のカードでも「決断」についての示唆がありました。

前回までのコラムで、迷いなく決断するには「その結果に責任を負うことをいとわない」ことが必要と書きました。

「迷いと決断力のなさ」そして「責任を負いたくない他決定」の関係はわかったと思います。

ここで少しばかり日常生活の中で起こっている「わかりにくい他決定」を示しておきます。

例えば、誰かに何かを強制されたとき「それが嫌なのに断りきれなかった」ということがあります。これは厳しいようですが「他決定」に身を任せた状態です。これはある意味自分自身に対しての無責任と言えるかもしれません。

厳しいようですが実際にはそうなります。

もちろん、様々なことを天秤にかけて、戦略的に「嫌なことでも引き受ける」ということはありますよね。これは他決定でなく、自己決定であって、その結果に自分で責任を持つことをよしとした状態です。

ですから、単に「嫌なことを断りきれなかった」状態と、「嫌なことでも引き受けることにした」というのは雲泥の差があります。ここを間違ってはいけません。

次に「結果に責任を負うことをいとわない状態」か、そうでないかはほとんど「感情のレベル」で決定されます。

以下に感情のレベルを示します(復習ですね)

  • 陽気      合理的
  • 強い興味     ↑
  • 保守的
  • 満足
  • 退屈
  • 敵対心
  • 怒り
  • 秘めた敵意
  • 恐れ
  • 同情
  • 悲しみ      ↓
  • 無気力     不合理

この各レベルで普通に責任を負える状態であるのは「陽気」のレベルが必要です。

ただし、「陽気」と言っても単に見せかけ上の明るい振る舞いとは意味が違います。その人の本質的な部分としての感情のレベルです。

ちなみに「保守的」あたりだと、いい加減な方法で責任を取ろうとはします。全てとは言いませんが、お役所の仕事がその例です。彼らは書類の上だけで全て責任を負ってるつもりのようです。

「退屈」のあたりにいる人の責任能力は不注意で信用できません。

「秘めた敵意」あたりだと、無能で気まぐれ、責任能力はありません。もちろん、恐れや悲しみにいるなら、責任などという言葉がもう通用しません。

自分の周りにいる人々の責任能力をよく観察し、それとその人の根本的な感情のレベルを考えてみてください。

明日が良い日でありますように。