光と石のいたずら—ミニスタジオ撮影の難しさ・2025年11月18日

ミニスタジオのセッティング

こんにちは。スタッフの友次郎です。

友次郎の日記的書き込み。

本日は少し風強く、ほぼ快晴でも肌寒くありました。

ボチボチ八ヶ岳おろしが吹いてきそうです。

そしてセレ両親を伴ってスーパーのはしごという定期コース。

■ ライティングとの静かな戦い

「星の導き2026」の発表にあたり、こちら甲府での画像撮り環境を確認しています。

デスクの配置や部屋の採光、天井に付けている電灯(LEDペンダントライト)など、光に関する環境が変わるため、様々に試し撮りしています。

(大阪時代のセッティングではうまく行かないのですよね)

とは言ってもセレニティアスの場合、そんなに凝った高級な道具立てではありません。

さて、天然石アクセサリーのような小物撮影は、卓上で使えるようなミニスタジオを使います。(冒頭の猫画像にあるような)

このミニスタジオって白いプラスチックボードを折り曲げた「箱状」の物体ですね。確か、百均で500円くらいで買ったような・・・そしてライティングにはLEDの素子が裸で点々と装着されています。

ミニスタジオのLED
ミニスタジオに付いているLED素子

しかしこれでは「てかる丸玉」を多用した作品はLEDの光の点が石に写り込んでNG。

で、ピエロコが持っていて使わなくなったLEDライトがうまい具合に光の点々がなく、これをライティングに活用。

ピエロコが持っていた卓上LEDライト

ところが、このライティングで撮影すると、なぜか全体にうっすらと赤みが強く発色。

なぜかなあ、と不思議に思っていましたが、ちょっとした実験で理由が判明。

これはライト本体の発光部裏の「ピンク色」がミニスタジオ内に回り込んで画像全体が超微妙に赤みがかる結果に。

あーー、だめか。

カメラの方の調整でこの色を調整で消すことができる・・・カメラに詳しい方ならそう思われるでしょう。

いやね、これが意外に難しいです。この種の調整は「こちらが立てばあちらが立たず」の状況が起こります。

一般的な工業製品を撮影するならほとんど気にならないと思いますが、天然石の発色は透過光と反射光が混ざった状態のことが多く、カメラの調整では石自体が変な色に映ることが多いです。

ひとつの作品の中には数種類の石が使われ、石Aは綺麗に発色しているのに石Bは変な色になるということもしばし。

このピンク色したLEDライト、分解してピンク部分を全部白に塗り直そうとか思い、手をつけましたが、分解途中で破損しそうな感じで断念。

ううむ、妥協できる環境になるまでもう一歩。


明日が良い日になりますように。

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