熊が街にやって来る日・2025年10月28日

朝もやの甲府
朝もやの甲府

こんにちは。スタッフの友次郎です。

友次郎の日記的書き込み。

10月28日(火)。

本日も快晴。朝には地表に近いところにモヤ。
これは冬に向かう盆地特有の気象現象のようです。

日中は実測気温で25℃は突破。

八ヶ岳方面の天候よし。他の山々もよく見通せます。

八ヶ岳方面の空
八ヶ岳方面の空

■ 秋の山に餌がない!熊が学んだ「街はごちそうの宝庫」

さて、東日本では毎日のように熊の目撃や被害のニュース。

ドングリの不作によって、熊が山から人里、そして街にまで出るようになった、という説があります。

が、ドングリなど熊の餌となるものの不作は、過去にも周期的に起こっているわけです。

昔なら、餌不足の年は熊の出産に制限がかかり、そのまま生息数の急激な伸びをセーブしていたそうです。

ところが前回の記事に書いた通り、過疎化などによって耕作放棄地が増え「ゾーンニング」が機能しなくなり、熊が住む山と人里の境界が曖昧になったのですね。

となると山に餌がなければ、熊は人里や街にまで出てくるようになるそうです。

そして「ここまで来れば美味しい物があるな」と熊が学習し、どんどんと人の住むエリアに入り込むようになります。

こうなると、熊が民家に侵入して住人が被害に遭うという最悪な状況までもが発生するわけですね。

また、街に出た熊はやたらと栄養価の高い食料を得ることになり、ことによっては多産になることも予想されています。

こうなると、山の餌不足が自動的に熊の数を調整するということがありません。もう幾何級数的に熊が増えても不思議ではありません。

しかしさしあたり、人命を守ることを最優先として、人のエリアに現れた熊は捕殺するしかないでしょう。

そして願わくば、環境整備として熊が人里や街に出てこないよう、昔のような状況を作るのが最善とは思います。

ところで、秋田県の熊対策に「自衛隊出動要請」ですが、すでに北海道では自衛隊がエゾシカの駆除を手伝っていたこともあり。

また1960年代のこと、北海道の「漁業」が大量発生した「トド」によって大きな被害を受けていたことがありました。

これに関しても自衛隊が出動し、飛行機からの銃撃でトドを駆除していたことがあったようです。

まあ、これは60年ほど前の話で、今なら環境保護の観点から他の方法が取られるのでしょう。

南アルプス方面夕刻
八ヶ岳方面の空

明日29日も晴れ予報。ドライブ日和でしょう。


明日が良い日になりますように。

釣りも断念、日本の森の異変・2025年10月27日

八ヶ岳方面
八ヶ岳が見える朝

こんにちは。スタッフの友次郎です。

友次郎の日記的書き込み。

10月27日(月)。朝から良い天気です。湿度もグッと下がり洗濯日和。

いや乾燥し過ぎですが、ぼちぼち対処も慣れてきました。

それにしても気持ち良い気候です。

南アルプス方面夕刻
南アルプス方面夕刻 明日も晴れ

■ ドングリ不作と消えた緩衝地帯、そして自衛隊出動まで

北海道と東北では熊の被害が相次いでいます。

熊の出没、目撃、そして被害に関して東西の差がありますが、その理由のひとつはドングリの育成状況があるようです。

今年は東日本で特にドングリが不作のようで、熊が暮らしている森に食料が乏しいことがありそうです。

それから、熊が住む山と人が住むエリアとの「緩衝地帯」のようなものがなくなってしまったことも熊被害増加の原因のようです。

これに関して、以下のリンクの記事がありました。

↓信濃新聞の記事

山に囲まれた町で熊の目撃情報が半減 捕獲も激減

棲み分けさえ上手くできていればこれほどの被害がないのかもです。

ただし、キノコ狩りやハイキングなどで人が山へ入ることに関しては別問題。こればかりは人が注意するしかありません。(もうこれこそ自己責任ですね)

なお、国は熊対策に対し、市町村への交付金として2025年に30億円、2026年当初予算でやっと37億円です。

これは専門人材の育成や出没防止のための地域連携、緩衝帯の設置などを支援するためのもの。

37億円を日本にある市の数792で割ると・・ひとつの市に約470万円の予算。ううむ、クマは関係ない市が半分あったとして、大雑把に捉えてクマ対策はひとつの市に1千万円程度か。

これは、十分な対策になるかなあと疑問。

また、秋田県ではとうとう自衛隊の派遣要請をしました。

ところが、自衛隊に熊の知識があるわけではありませんから、あらゆる作業のお手伝いになるのだろうな。

いやそれにしても、少し長く生きていると思いもよらないことが起きるなあとつくづく思います。

今年の川釣りは、あきらめました。


明日が良い日になりますように。

「また来たくなる森」八ヶ岳倶楽部・2025年10月26日

八ヶ岳倶楽部
八ヶ岳倶楽部ここはペット同伴コーナー

こんにちは。スタッフの友次郎です。

友次郎の日記的書き込み。

10月25日(土)。どんよりと曇りで肌寒い朝。

今にも雨が降り出しそうで、山の上は降っているかもと。

しかし予定していた「八ヶ岳倶楽部」へ繰り出します。

ここから車で45分ほど。また晴れた日に出直しても良いのです。

■ 山火事から蘇った緑と、心を満たすカフェ散策

八ヶ岳と言えば「八ヶ岳倶楽部」です。

甲府に来る前から、八ヶ岳好きなセレがずっと気になっていた場所。

ここはその昔に山火事で焼失した八ヶ岳南麓一部を、俳優の柳生博さんとそのご家族や友人が広葉樹を植え直して再生したという場所です。

僕はもともと「わざわざ森の中に人が踏み込んでカフェを作ったりってどうだろな」と感じていたのですが、ここは人の手で再生した場所なんだということで納得です。

詳しくはリンク先の「八ヶ岳倶楽部」をご覧ください。

現地には散策できるように小道が作られ、カフェレストラン、や小物のショップが待っています。

何せ、自宅からやけに近くなってしまったがために「いつでも行ける」感があり、この日までお預けになっていたというわけです。

以下、画像を中心にお届けします。

八ヶ岳倶楽部の森
八ヶ岳倶楽部の森、酸素ボンベを背負って歩く

八ヶ岳倶楽部の森

八ヶ岳倶楽部の森

八ヶ岳倶楽部から美し森へ。途中の谷間を渡る道が霧。何も見えません。
26日(日)の夕刻。南アルプス方面に夕焼け。明日は晴れか。

明日が良い日になりますように。

無窮と富士山そして冬支度・2025年10月23日

富士山初冠雪
富士山初冠雪

こんにちは。スタッフの友次郎です。

友次郎の日記的書き込み。

10月23日(木)。朝方曇りでのちに快晴!

朝いち、ふと見ると富士山に初冠雪。

急にずいぶん低いところまで雪。五号目あたりまででしょうか。

しかし統計開始から130年で最も遅い記録だそうです。

そして午後は快晴

八ヶ岳方面
雲が晴れた八ヶ岳方面

■ 初冠雪に心動き、純米大吟醸とギター練習

富士山の初冠雪、自分の目で見ることになるとは、この歳になるまで想像できませんでした。

関西に住んでいたらニュースで見て「へえ・・」と思っただけでしょう。

甲府に来て雪を被った富士山を見たら、ああ確かに冬の準備しなきゃと思います。

さて、そんなこともあり冬物の準備を兼ねてイオンモールへ。

ショップ入り口はクリスマス準備のための用品やクリスマスケーキ予約のディスプレイ。

かなりな規模の「酒」コーナーもあり、ここで「おっ!」と思う日本酒を発見。

純米大吟醸酒・無窮
純米大吟醸酒・無窮

その名は「無窮」(むきゅう)。

無窮とは・・・

きわまりのない・こと(さま)。永遠。無限。

これはすごい名前の酒。パッケージデザインもなかなかです。

720mlのボトルでそこそこリーズナブル。

この無窮は純米大吟醸(じゅんまいだいぎんじょう)。普段、僕は大吟醸酒は飲みませんが、これは別。

はっきり言って名前だけで買いです。

家に戻ったその夜、早速にこの「無窮」を味わってみます。

無窮のボトル
無窮のボトル

おお、これは大吟醸の中ではかなり飲みやすい系。新潟のお酒の味がしていますね。

すごいピュアな感じです・・・

ところでそもそも「無窮」と言う文字を、日常の文章などで見ることは滅多にないでしょう。

僕が「無窮」を知ったのは音楽を通じてとなります。

音楽には「無窮動」(むきゅうどう)と言う言葉を使うことがありそれは・・・

主に音楽の分野で、休符のない一定の速さの音符の連続で構成される楽曲や練習曲を指します。これは、ラテン語の「永久運動(ペルペトゥウム・モビレ)」に由来し、演奏技術や耳、集中力の訓練に使われます。

そして数年前からギター練習に取り入れている教則本がまさに「無窮動」。

無窮動トレーニングと日本酒の無窮
無窮動トレーニングと日本酒の無窮

この本を使っての練習、引越しのドタバタ期を除いて3年ほど続いています。

この無窮動ってやつは、もうまるで人生そのもの。ページが進むにつれて新しいパターンが次々に出てきます。非常に良くできた本で、かなり売れたようです。

さて楽器の練習というのは、頭脳と肉体が同時に鍛えられて非常に好都合。

ここで覚えたことは、来世まで持っていくつもりです。

だってね「無窮」ですよ。

追記:

このお酒、無窮を作っているのは新潟の加藤酒造株式会社。

ホームページがあり、見ると扱っているお酒は二種類の吟醸酒だけ!


今週も最後の更新となりました。

次回は10月26日(日)午後10時以降の更新となります。

それでは良い週末をお迎えください。

明日が良い日になりますように。