熊出没でピリつく甲府・2025年11月13日

北杜市方面夕刻
北杜市方面夕刻

こんにちは。スタッフの友次郎です。

友次郎の日記的書き込み。

13日は大阪から甲府への帰り道400kmで奈良-名古屋-静岡の経由でずっと全面曇り。

景色的にはあまり楽しくないドライブでした。

いつもの伊勢湾岸道路すごい橋
もうすぐ甲府

■ 山梨の真面目気質か?

この12〜13日、僕は一泊で甲府-大阪の往復。今年は7回の往復でかなり慣れてしまいました。

その間、甲府の方では熊の目撃騒ぎ。セレからその旨のメッセージが届きます。

甲府で今住んでいるところでは行政による「防災放送」やメール、アプリのプッシュ通知があります。

そして12日には熊注意の情報ですね。

ウチには僕が山の釣り用に持っていた熊スズが三つと、そして熊よけスプレーがあります。

まあ、ウチの場合は何をするにもほとんどが病院やスーパーのドアtoドアでの移動ですから、ほぼほぼ心配はありません。

今のところ甲府市内では人的被害は出ていませんが、目撃情報がちらほらと。

そして街はどうやら熊関係でピリピリしている様子。

僕は13日の日中に大阪から甲府に戻りましたが、日が暮れると近所を含めて街の明かりが少ない感じが。

これはどうやら戸建ての家は雨戸も閉めている様子。

そしてこのマンションから見える範囲では道を行く人、自転車は皆無で、自動車の行き交いさえ非常に少ない感じです。

これはみんなこぞって出歩かないようにしていますね。

これ、どうも真面目な甲府人(山梨県民?)気質なところもありかと思えます。

いや、真面目なんですよ。

例えば、台風の予報でちょっとばかり「天候が荒れそうかも」となれば、スーパーで買い出しが増えたりもします。

これがもし大阪だったら・・・多分もっといろんな人がいると思えます。

例えば「熊が怖くてパチンコ行けるかい!」とかいうおっちゃんがいるような気がします。

今、夜の10時過ぎ、いやそれにしても街が静まりかえっている。

いやね、市街地で熊に襲われた!という事件はまだ一件もないのです。

モツ煮定食(山梨県甲斐市・双葉PA)

今週も最後の更新となりました。

次回は11月16日(日)10時以降の更新となります。

明日が良い日になりますように。

昇仙峡に熊出没!? ・2025年11月11日

こんにちは。スタッフの友次郎です。

友次郎の日記的書き込み。

晴れ時々曇り。まずまずの天候です。風が吹くと肌寒いという気候になってきました。

■ 増える噂と“見えない熊”の裏側を探る

甲府ではとうとう昇仙峡の県営駐車場でも熊目撃の情報があがりました。

いやしかし、こんな山奥なのですから、熊がいたって何の不思議もありません。いて当たり前ですわ。

昇仙峡駐車場マップデータ

確かに目撃情報や被害は実数として多いのでしょう。

ただし思いますに、今は多くの人が熊に関して注視しています。

そうすると「発見率」がおのずと上がってしまうことがないかと。

また、ことによっては熊ではない何かも「熊かも、いや熊だ、熊にしよう」という心理が働く可能性もあり。

このことはある一定エリアでUFOの目撃が多い理由と似ていることがあります。

「そうそう、私も見た!(あれはきっとUFOに違いない)」と。

証拠も裏付けもなく、見たという側への仲間入りするのです。

実際、熊目撃情報があったエリアで赤外線探知できるドローンを飛ばしてみると、鹿は発見できても熊が見つかりにくいということもあり。

ところで、西日本では熊の生息数に関してある程度は管理に成功しているようです。目撃情報や被害は東日本に比べてかなり少ないですよね。(今年はどんぐり豊作もありで)

というのも、熊の生息数を統計的に把握するため、捕獲した熊に発信機をつけて放し、GPSで動きを管理しているそうです。

そうなんです、人が目撃しなくても「いる熊はいる」のです。

管理しようと思えば、予算と人員がどうしても必要。

ちなみに、関西地方では明治時代に山の木を切り過ぎて「禿山」になり、どんぐりなんかありませんから熊は一時期は絶滅しかかったらしいです。


11月12日(水)は友次郎の大阪行きのために更新はお休みです。

次回は11月13日(木)午後10時以降の更新となります。

明日が良い日になりますように。

和クルミで知る秋の甲府・2025年11月10日

北斗方面の空
北斗方面の空

こんにちは。スタッフの友次郎です。

友次郎の日記的書き込み。

昨日の雨からうって変わって上天気になりました。

しかし、ボチボチ「八ヶ岳おろし」が吹くようになった感じもあり。

■ ひと手間かかるがこれが本物

さて、過日KOUSHUYAさん近くで自生している「鬼クルミ」をいただいた後日談。

これはかなり硬く、普通に割るにはハンマー必須。しかしハンマーで叩くと割れるには割れますが砕け散ってしまいます。

で、ちょっと特殊な工具、アンギラスというペンチの類で割るには割れますが、握る手が痛いほど硬く、割れてもやはり砕け散り。

アンギラス
アンギラスという工具

で、やり方をネットで調べました。

によると・・・水に数時間浸してからフライパンで乾煎りすると割りやすくなると。

早速やってみました。

24時間水に浸け、乾煎りしているうちに目にみえる割れ目が生じてきます。

おお!これはイイ!

このように自然に割れ目が入ってくれればあとは楽に割れるだろう。これで一件落着。

で、フライパンのまま一晩放置。

朝になって見ると、その「割れ目」が元に戻っている!

わ、これはあら熱が取れた時点で割っておかなきゃいけないんだ、と気づく。

しかし、それでも完全な生状態よりも割りやすくなり、アンギラスで挟めばそこそこ簡単に亀裂が入り、そこにマイナスドライバーなどが入りそう。

これで砕け散ることもありません。

こうしてようやく、少しは割りやすい状態に。

それからやっとこさ四つ分ほどの実を皿に取り出し、食べてみます・・・

食料の分量としては少しですよ、しかし、やけにエネルギーがありげです。

これはねえ、天然の木が持っているエネルギーが凝縮されている感じ。

たったの四つ分の実を食べただけでかなり満足です。

ただし、味は薄めです。西洋クルミの方が普通に知っているクルミの味がしますが、この和グルミの味は薄め、しかしエネルギー値高い、そんな感じ。

甲府の秋を満喫できているなあ、と思います。

下の画像は家の近所、富士山が見える河川敷で。酸素ボンベを背負って歩行訓練です。


明日が良い日になりますように。

山梨ジュエリーウィーク・2025年11月9日

こんにちは。スタッフの友次郎です。

友次郎の日記的書き込み。

11月8-9日は「山梨ジュエリーウィーク」。

山梨県と甲府市の後援で天然石やジュエリー系のイベントがてんこ盛りです。

セレニティアスもお客さんとしてですが現場の空気を浴びてきました。

■ 工房見学・一流の人々に会う

11月8日(土)は山梨県庁の噴水広場をはじめ、最寄りの各所でさまざまなイベントあり。

普通にショップもありますが、山梨のジュエリー産業に関する展示やファッションショーなどもあり、キッチンカーも出店。

ただしこのエリアでは一般のお客様の多く個々の画像が撮れません。

ジュエリーミュージアム前のテラスにはブドウ棚が。美味しそうなふさになってます。


11月9(日)には「ジュエリーツーリズム」として工房を訪問します。

普段は開放していないジュエリー工房の見学や研磨体験ができたりですね。

まずは「シミズ貴石」さんの工房へ。

ここでシミズ貴石さん特有の桔梗カットなどが作られる。
加工を待つ原石たち
うわ、スリーピングビューティ(ターコイズ)の原石いっぱい
もう加工前の原石は山ほど。右は「神の手」を持つ清水氏。
道具はいたってシンプル。石を手で持って研磨。
アメジスト
加工前のアメジスト(直径2〜3cm程度)
アメジスト
手の感覚だけで上の原石がこれだけのカットに(20分かからず)

後から知って恐縮ですが、清水社長は世界でも珍しい宝石研磨職人の一人で、桔梗カットなど独自のカット技術を持ち、「神の手を持つ職人」として知られていると・・・

いやそれにしても気さくな清水さんです。僕とは釣りの話。

山梨宝飾職人アーカイブ」に関連記事。

それから、僕が加工方法について少しメカニカルな面について「これってどうやるんですか?」と質問。そしてその答えは「それは勘・・・」。

個人的にはそんなことが「えーーー!そんなことが勘でできるのか?」と思いましたが、いやいやその答えは何せ「神の手」だったのです。


次に訪れたのは「工房ヤナギモト」さん。

工房ヤナギモト作品
工房ヤナギモトさん作品

こちらは甲斐市の丘の上にある工房で、ぐるり非常に景色が良いところ。ジュエリーに必須、貴金属加工の匠です。

柳本さんは一流の職人であるのは当然として、ほとんどアーチストなんですよね。

後からわかったのですが、柳本さんの作品は過去に大ヒットし、雑誌などのメディアでも取り上げられていたのでした。

その昔、セレが雑誌で見て知っていた作品が実は柳本さんの作だったことが本日判明。

残念がから工房の画像はありませんが、工房のHPからその作品の一部をご覧ください。

さて、お二方の一流人に会えた日のこと、そこで感じたのは「余裕」です。

どちらも非常に気さくで全くの気負いを感じません。ほとんど素人同然の私たちの話に親切に受け答えていただけます。

映画に出てくる「何かの一流人」というのは、どこか偉そうに見えますが、本日お会いしたお二方はそんなところが全くなし。

もうね、常人とはかけ離れて向こう側にいるという感じです。

さて、そうしてふと身の回りのさまざまな物を見て思います。

どんな品物もどんなに当たり前な物も、人工物はすべて誰かがデザインして誰かが作っています。

僕らはそうした世界に住んでおり、生活が豊かになり、便利になり、そしてアートとしても心を豊かにしています。

あらゆる職人さん、技術者、アーティストに改めて敬意を表します。


明日が良い日になりますように。