甲府の甘い誘惑!銘菓と味付けに潜む地域性・2025年10月20日

午前の北杜市方面上空
午前の北杜市方面上空

こんにちは。スタッフ友次郎です。

友次郎の日記的書き込み。

10月20日(月)。晴れ時々曇り。

予報では天気のくずれありでしたが、実際にはずっとまずまずの天候。

少なくともここ甲府市池田では、予報よりもなぜかマシな天候なことが多いのが不思議。

日当たりの良いところでは車の気温系で29℃を指すほど。

■ 「くろ丸」や「信玄餅」に見る、甲府ならではの甘さ文化と健康長寿の不思議

週に一度はセレ両親とスーパーマーケット巡りです。

この時、セレのお母さんに神棚のお下がりのお菓子をいただくことあり。

で、本日のいただきものは「くろ丸」。

山梨甲斐銘菓くろ丸
山梨甲斐銘菓くろ丸

これは山梨甲斐の銘菓とされているようです。

もうひとつ、山梨や甲府で有名なのは「信玄餅」ですね。

どちらもお土産でいただくことがあり、僕自身も甲府の銘菓といえばコレ!という感覚です。

そしてこれらがですね、容赦なく甘いです。

「くろ丸」は、直径として3.5cmくらいでしょうか。見た目にはその名の通り、ほぼ黒い「丸」です。そして周りが黒糖で中身が「うぐいす餡」。

くろ丸の説明
くろ丸の説明

くろ丸のパッケージには「うぐいす餡」について「やさしい甘さ」とあります。確かに優しいかもですが、甘いのは甘い。

で、周りも中も甘いですから、口が休まりません。一個食べるのに緑茶が多量に必要です。

次に信玄餅。

これは他の地方でも類似するレシピの品物は結構あります。

要するにきな粉餅に黒蜜をかけて食べるわけです。

ただ、この信玄餅の特徴は、その「餅」部分がきな粉や黒蜜以前に甘いです。

この当地の「信玄餅」をよく味わってみると、他の地方の類似品よりも黒蜜の甘さも勝っているように思えます。

とにかく、甘いです。

そうして思いますに、こちら甲府ではスーパーの惣菜の味付けなども関西より(砂糖)甘い傾向にあるように思います。

少し厳密に言えば、味付けに「砂糖」を使うものはその砂糖量が多いのですね。

(逆にそばの出汁のようなものは甘くありません)

そうして大阪から来たセレ組は「こっちの味付けは甘いよね」という結論を持っています。

さて、このようにモノによっては甘さ好みな甲府、そのせいかどうかわかりませんが、街で見かける診療所の看板に「糖尿」の扱いを見かけることが多いような気がしています。

確かに、大阪市内よりも多い印象あり・・・

それでもですよ、山梨県は健康寿命は全国でトップクラスです。

(健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のこと)

まあ、これには様々な要因はあるでしょう。

とりあえずは、大阪に比べると甲府はゆったり感が違い、黄砂のような外的要因がなければ基本的に空気よし。景色よし。水よし。

食べ物が少々甘いくらいのことは全部飲み込んでしまいそうです。


明日が良い日になりますように。

「天空のドライブ!秋色のビーナスラインを駆け抜ける」・2025年10月19日

白樺湖
白樺湖

こんにちは。スタッフ友次郎です。

友次郎の日記的書き込み。

10月17日(金)ほぼ快晴です。

これはどこか景色の良いところへ出かけねばなりません。

せっかくの甲府住まい。まだまだ見所はたくさんあります。

■ 霧ヶ峰から車山高原へ、空と大地が広がる76kmの高原ロード

ここのところの少しぐずついた天気から、17日はほとんど日本晴れ。

富士山もクッキリ見えます。

それではと、前から気になっていた「ビーナスライン」のドライブに出発!

ビーナスラインってどんな道?

ビーナスラインは、長野県の茅野市から美ヶ原高原までを結ぶ、全長約76kmの山岳観光道路です。

ビーナスライン茅野市付近
ビーナスライン茅野市付近
野市付近コスコス
野市付近コスコス
野市付近田んぼ
野市付近田んぼ

甲府の自宅から出発して1.5時間ほどで最初の展望場所に到着してしまいます。

標高1,000〜2,000mの高原地帯を走るため、車窓からは雄大な山々、草原、そして雲海まで望める、日本有数の“天空のドライブコース”。

季節や天候によって景色が大きく変わるのも魅力で、今回は秋の終わり、紅葉が山の中腹に色を添える美しい時期に訪れました。

今回走ったのは、茅野市から霧ヶ峰・車山高原を抜けて、諏訪方面へと続くルート。

途中には白樺湖のそばを通ります。友次郎が中学生の時に修学旅行で来たな、そう言えば。(イワナの彫り物のお土産を買った)

この道に入った瞬間から、空気が変わります。市街地の喧騒を抜けると、あっという間に広がる大自然。道は緩やかなカーブが続き、ドライバーにとっても心地よい道のりでした。

霧ヶ峰高原のパノラマビュー

最初の絶景スポットは霧ヶ峰高原。標高約1,600mに位置し、広大な草原がどこまでも広がっています。

霧ヶ峰ピエロコ
霧ヶ峰ピエロコ

「霧ヶ峰」と言えば「京都の桜と信州の神々」の第13話に出てくる「霧ヶ峰の姫」の舞台になったところ。

10年以上の歳月を経て再訪したことになります。

非常に懐かしくありますが、あの物語では諏訪湖の方から登ってきたこともあり、今回は逆コース。

なので景色的にピンときません。「姫」がいた池がどこだったのか、判別不能。

その気になれば探し出せるのでしょうが、今回は保留です。

石を観察するセレ
なんと言っても石の観察

石の観察
やはり石の観察

さて、霧ヶ峰にはビジターセンターや売店もあり、地元のソフトクリームやお土産も楽しめました。ドライブの小休止にもぴったりです。

続いて訪れたのは車山高原。ここは、リフトに乗って車山山頂(標高1,925m)まで行くことができる人気スポットです。

よほどリフトに乗って山頂まで行ってみたかったのですが、標高からくる酸素の薄さ、そしてそもそも酸素ボンベを伴って出かけてきているセレの容体を勘案して今回はやめときました。

山頂からの眺めは圧巻らしいですよ。晴れていれば富士山や八ヶ岳連峰、さらには北アルプスまで一望できます。

四季折々の美しさと、アクセスのしやすさも魅力

ビーナスラインは、春は新緑、夏は爽やかな高原ドライブ、秋は紅葉、そして冬は雪化粧(※通行止め区間あり)と、季節ごとに異なる表情を見せてくれます。

今回訪れた10月中旬は、ちょうど紅葉がピークを迎える少し手前。山の上から色づいていく木々が、とても印象的でした。

ビーナスラインは、単なる“観光道路”ではありません。そこには、日本の原風景のような景色、静けさ、空の広さが広がっていて、日常の疲れをそっと癒してくれるような時間が流れていました。


明日が良い日になりますように。

買い物もデジタルも整えて、気分すっきり・2025年10月16日

複雑な雲
複雑な雲・様々な高度に様々な雲

こんにちは。スタッフ友次郎です。

友次郎の日記的書き込み。

本日は曇り時々多少の雨。

乾燥がおさまってちょうど良い程度のお湿りです。

■ 近所の便利スポット巡りとMacバックアップ見直し

今日は近所で気になっていたスーパー「イトーヨーカドー」へ足を運んだ。

ここも車で15分かからず。

こちらの店も他と変わらず、予想通りに広く、品揃えもまあまあよし。これから買い物の選択肢として使えそうだ。

またこのイトーヨーカドーに隣接して充実した大きな文房具店を発見。

文具店INKPOT
文具店INKPOT

「INKPOT」というちょっとおしゃれなお店ですね。必要な文具は全部ここで揃いそうです。

またすぐ近くにはマツモトキヨシもあり。これは便利この上なし。日用品をまとめて揃えられるのは、時間と手間の節約にもなってありがたい。

帰宅後は、Macのバックアップ環境を少し見直すことに。

というのも、ここ最近使っていたSSDの調子がどうも良くない。データの読み書きに時間がかかったり、時折マウントに失敗したりと、不安を感じる場面が増えていた。

SSDの耐用年数は一般的に5〜10年と言われているが、使用頻度や環境によっては短くなることもある。今回のものは3年ほどで不安定になったが、こればかりは仕方がない。

万が一を考えて、古いHDDを引っ張り出してきて、バックアップ先をそちらに切り替えた。

もちろん速度はSSDには及ばないが、確実性を重視するなら選択肢として悪くない。

定期的なバックアップの重要性は、わかっていてもつい後回しにしがちだが、こういう機会に見直すことができてよかった。

思いがけず手間はかかったけれど、身の回りの環境を少し整えると、気持ちもすっきりする。そんな一日。


今週も最後の更新となりました。

次回は10月19日(日)の更新となります。

明日が良い日になりますように。

ソバが救った江戸っ子の健康物語 ・2025年10月15日

大月方面
大月方面・山の向こうは東京

こんにちは。スタッフ友次郎です。

友次郎の日記的書き込み。

秋らしい一日。

深夜に一時雨で、16日午後はまた秋雨といった天候。

多少の雨は乾燥防止にちょうど良いくらいです。

南アルプス方面
南アルプス方面・この線路をずっと行けば長野県

■ 江戸の味覚はかつお出汁!

前回はアレルギーについての話題でした。

と、言えば「ソバ」です。

そこから少しソバの話を。

江戸(関東)はソバ、上方(関西)はうどん。ということになっていますよね。

古典落語でも同じ話の筋で江戸は「時そば」、上方は「時うどん」という題名になっています。

ところが江戸時代、実はソバが流行る前には麺類はうどんを主に食べていたそうです。

その頃、江戸の庶民は「白米」を食べるようになり、玄米食が減って栄養バランスが崩れます。

それが江戸患い(えどわずらい)の原因ですね。いわゆる「脚気」(かっけ)です。(重症化すると心不全)

これは副食が少ない食生活でビタミン欠乏による病気。

そこで、脚気には「ソバ」が効くとして江戸っ子はソバをよく食べるようになったということでです。

白米に比べるとソバにはビタミン類が豊富なわけです。

さてさて、そこで江戸時代に書かれた「ソバ」の食べ方のレシピがあります。

それによりますと、出汁の取り方が「かつお」のみ。

あとは酒と醤油なんですよね。

みりんもだし昆布も使いません。

ほー、これはシンプルだ。

そこで思い出すのが「ビミサン」ですね。昆布だしなしのクッキリした味。

ビミサン
ビミサン(ご当地の濃縮出汁)

実はね、この夏に何度もそうめんを茹でて食べましたが、ビミサンを主にし、時折の比較対象として関西系の濃縮万能出汁も使ってみました。

関西系には昆布だしとかみりんが使われていて僕としては馴染みの味なのですが、かつお出汁を中心にしたビミサンの甘くないスッキリ感が好きになってきたのは確か。

ところが!

甲府ではスーパーで買うお惣菜系の味付けは砂糖甘い物が多いように感じています。(醤油も濃いめ)

カツ丼の出汁、焼き鳥のタレなどでよくわかります。

昆布だし系の甘さでなく、砂糖系の甘さですね。

こちらでは、出汁の基本がカツオに偏り、もしかしたら、味覚のどこかが甘い何かを求めているのかもです。

そういえば、甲府のお土産として存在する「シャインマスカットのゼリー」菓子系もかなり甘いっす。

今時の味とは思いにくいほどです。


明日が良い日になりますように。