ムーンストーン
Moon-stone
このページの前半ではムーンストーン全体についての説明を、後半は各色のムーンストーンについて説明します。
ムーンストーン目次
女性におすすめのパワーストーンの意味
乳白色で見た目は地味でもろそうな外観ですが、何よりも女性の味方になってくれるパワーストーンのひとつです。
上の画像はあまり良く撮れたサンプルではありませんね。実際にはルミネッセンスといって青白く輝いて見える角度があります。
ただしこれもそれぞれのムーンストーンによりけり、たまたまのカットの仕方でルミネッセンスがほとんど出ない物もあります。もちろん光線の具合によっても見え方は様々です。
ところでこのルミネッセンスですが、そのときの月の大きさに伴って変化するという話があります。でも正直なところ、そのような現象を見たことはないように思っています。
ホルモンバランスの正常化&新陳代謝の活性化
ムーントーンは何かの原因で乱れてしまったホルモン周期のコントロールを取り戻したり、新陳代謝を活性化させたり、生理のリズムで揺れ動く感情の荒波をコントロールする作用に優れるとされています。
女性にはうってつけなんですね
遠距離恋愛にはこの意味で
愛し合う二人が、離ればなれになる時に「ガーネット」と共に「ムーンストーン」を「お互いの思いを込めて」交換し合うと、愛情がいつまでも続く・・という作用も持っているので「遠距離恋愛のお守り」ともよばれているようです。
ただしまあ、だいたいは遠距離恋愛は難しいものです
ムーンストーンを使うコツ
ムーンストーンのパワーを100%受け取るにはちょっとしたコツがあり、それには月の満ち欠け」を利用します。
「月のない新月から、満月へ向かう月」と「満月から、月のない新月へ向かう月」とで、かけられる願いごとや使用方法が異なります。
ひとつ簡単な例をあげれば、ダイエットに使用する人は「月のない新月から、満月へ向かう月」の時期にストーンの力を借りて励みましょう。
また特別な使い方として、パワーの出方が強いストーンの補助として組み合わせ、持ち主にとって無理のないパワーコントロールを維持する作用も持ち合わせていますよ。
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ホワイトムーンストーン
その名前の通り「月齢」によってムーンストーンのエネルギーの質や量が変化している・・・と私は認識しています。
新月に近いときには「知る」「捨てる」「手放す」といった「断捨離」のエネルギーが強くなり、満月に近い時には「受け取る」「喜ぶ」「感謝」といった「受領」のエネルギーが強くなります。
不要なものを手放したい時には「グレームーンストーン」を使う方が早い場合もあります。
自分がどんなエネルギーの質が欲しいのか?を知った上で、使い始めるタイミングを決めるのもありです。
2種類のホワイトムーンストーン
ホワイトムーンストーンは、大きく分けて「クリアータイプ」と「乳白タイプ」の2つがあります。
クリアータイプのムーンストーン
両者の効能は似ていますが、クリアータイプのムーンストーンの方が、エネルギーに鋭さというか「放出度合いがきつい」と感じます。
ストーン自身がエネルギー量をマイペースで放出し「受け取れるのならどうぞ」って、少しツンデレのような・・・
乳白色タイプのムーンストーン
乳白タイプの方はエネルギー放出状態が穏やかで、主人の状態に合わせようとしてくれている気遣いを感じます。
クリアータイプも乳白タイプも「自分の内面深くに意識を向けさせる作用」があります。何かをしたいのなら「まずは、自分を知るべし」と言われているようですね。
意識を「内側」へと向ける作用があるということは、自己肯定感の低い人が用いる時には注意を要します。
「自分の存在意義を支えてくれる働きを持つストーン」を同時に持つ事をお勧めします。
金銭的に余裕があるなら「物事をありのまま見る」といった働きを持つストーンも一緒にどうぞ。
また、特殊な効能として「直感」「インスピレーション」「第6センス」を強化する作用があります。
占い師、カウンセラーなどに愛用者が多いのはこの作用を望まれているからでしょうね。
ただ、自分が制御しきれないレベルの能力を求めるのなら「向上」と「破滅」の両極端にバランスが傾く事があるので注意が必要ですよ。
特に明確な目的なしに「大きな力」を得ようとするときには・・・ね。
オレンジムーンストーン
オレンジ色をしたムーンストーンの中で、ギラッとした金属的な反射を持たないものを指しています。
オレンジムーンストーンには放射線照射でオレンジ色に着色しているものもあります。
オレンジムーンストーンは、太陽のエネルギーを持つ「サンストーン」に近いエネルギーを持っていますが、月の満ち欠けに反応するエネルギーも持っています。
それもあって太陽と月のリズムを利用しながら主人のエネルギーの放出度合いを整えます。
体調やメンタルの波を自然のリズムに合わせようと働きかけるので、心身ともに無理のないナチュラルな状態を保ちやすくなります。
このオレンジムーンストーンの働きは、私たちが手助けすることができます。
カーテン越しでも、ガラス越しでも十分なので「目覚めたら、日差しを浴びる」ように意識してみてください。夜明けから正午までの太陽光をお勧めしますが「目覚めたら即」が重要ポイントなので、午後3時くらいまでの太陽光なら活用してみてくださいね。
また、自分が変化したい時や新たなステージに進みたい時には道標となってくれるでしょう。
その過程では「まだ知らない自分」に出会う人もいます。でも、どんな自分が出てきても慌てたり、頭ごなしに拒否するのではなく「どんなものなんだろう?」と落ち着いて状態をよく観察してみてください。
それができたら、新しく知った自分は「今後の人生を過ごすヒント」へと変わりますよ。
グレームーンストーン
グレーからやや黒っぽいムーンストーンのことを指しています。
ラブラドライトとの区別が曖昧で、ときに紛らわしい名前で流通していることもあります。
グレームーンストーンをホワイトムーンストーンとペアで使う人もいます。例えば・・・新月から満月に向かう時には「ホワイトムーンストーン」を使い、満月から新月に向かう時には「グレームーンストーン」を使う、というふうにね。
ダイエットに使えるムーンストーン
グレームーンストーンは、そぎ落とす力が強いストーンの一種です。なので、海外では「ダイエット目的」で使う人もいます。
ダイエットに使う時には、グレームーンストーン単体ではなく「アイオライト」「淡水パール」など、やろうとしている事のゴール地点を明確にしつつ、心の保護もお願いできる援軍を呼ぶといいですよ。
心に対する作用
このそぎ落とすという作用は「物」に対してだけではなく「思考」「思い出」「感情」など心理・メンタル系に働くこともありますので、取り扱いには注意がいるストーンになります。
なので、メンタル系の敏感さを自覚されている方は「温かく心を支える」ことができる「ロードナイト」「マンガンカルサイト」などを一緒に持つと安心ですよ。
私がグレームーンストーンに頼るのは、理性だけでは負の感情を抑えることができないなぁと思った時。もうどん底まで一緒に落ちてもらって、底を蹴って浮かび上がるのを手伝ってもらっています。
ドロドロした自分の心の底を見ることになってしまうけど「じっと見る!」と繰り返していると「なんだ、こんな風に思ってたんだぁ」って自覚が出てきて、ある瞬間になんだかバカらしくなる。そう思えた時には、どん底から浮上しつつあります。
でも・・・この方法は短時間で確実だけど、かなりの荒療治なのであまりお勧めはしませんがね。
ムーンストーンの鉱物的メモ
フェルドスパー・グループ(長石)の中にあるアルカリ長石グループの一種。
このフェルドスパー・グループの中には「ムーンストーン」の他にアマゾナイト、サンストーン、ラブラドライトetc.があります。
鉱物学的にはキチンとした分類基準があるのですが、パワーストーン市場で流通しているときには「鉱物表記としては正しくない名前」で販売されている事もあるので要注意です。
フェルドスパー・グループの区分は、鉱物学や宝石学をキチンと学んだ人ではない限り難解かも。
なので、私も信頼できる特定の業者さんだけからの仕入れにしています。