スモーキークオーツ・発想を変える・2020年11月12日
スモーキークオーツが出ています。
求めるのは「逆転の発想」「辛さにとらわれない」「受け入れる度量」。スモーキークオーツは精神的に安定して前向きな考えを生み出す役割があります。
自分自身の中に眠る「潜在能力」を呼び覚まし、心を強くします。
その根底には不安や恐怖を和らげる癒し系を持っています。
スモーキークオーツと相性が良いストーン
アメトリンは自分の中にある陰陽のバランスをとります。要するに「調和」ですね。
これは基本的に「ありのままの現実」を受け入れる能力につながります。
カード:吊られた男
良し悪しよりもアドバイス色が強いカード。
どちらかと言えば良しとしましょう。
なにせ吊られているわけですから手も足も出ないと言う閉塞感。
しかしながらその男の表情はおだやかです。それはこの状態を受け入れている様子。
自分ではどうしようもないことに対してジタバタせず、自分自身を見失うことはありません。
まるで罰を受けて吊るされている絵に見えますが、実は本当の勝者は自分だ、といった自信さえ感じるように思われます。
「静かに現実を見てみよう」この態度を表しているようです。最悪と思える中にも希望の種があるかもです。
この身動きが取れないと思われるときにするべきことは何なのか?
今は考え込むよりも、直感的なことの方が解決の糸口になりそうです。
今は逆転の発想が最も大切。
吊られた男と気づき
吊られた男の状態を見て、これでできることは何かと言えば「精神活動」しか思い当たりません。
なにせ物理的なことは手も足も出ませんから。
ところで精神活動と言ってもそれは様々なことがあります。
まずは第一に反応。
過去を振り返って悔いることは多くの場合は反応です。これはもはや精神活動というよりも「機械仕掛け」に近いことです。
行動として表せば、これは泣いたりわめいたりすることですね。人間でなく、動物レベルです。
次に過去について考えること。
同じ過去のことについて思索するなら「整理」とか「分析」は精神活動でしょう。これには反省が含まれます。
次に、未来についての思索があります。
「さて、吊られたままだけど誰かが通りすがってくるはずだ」とか「まずくするとそのまま死んでしまうかもな」のように未来に対して良し悪し関係なく予測してみること。
この場合、ややもすると反応に逆戻りすることもあり。
それから次に、「思いつき」(インスピレーション)があります。
これは過去や未来という時間軸は関係ありません。「あ、これってこういうことか」と、ふと気づくことですね。
ここで思いますに、日常に明け暮れていると「ふと気づく」という瞬間が非常に少なくないですか?
このふとした「気づき」というのは、感情のレベルで言えばかなり上の方でしか起こりません。
これが起こるのは、最上位の「静穏」あたりです。
何かを悟るときにはどうやらこのような状態のようです。
仏教には「座禅」ということがありますが、これはある意味で「吊るされた男」。じっとしていなければなりません。
人が本当に何かを悟ろうとするならば、もしかしたら「吊られた男」のシチュエーションも悪くはないかもです。
何か非常に難しい問題があるとき、研究が頓挫しかけたとき、開発が暗礁に乗り上げたとき、それらは言うなれば「吊られた男」の状態です。
真の悟りを得ようとすれば、そのような状況が必要なのかもです。
明日が良い日になりますように。