
スモーキークオーツ・心して当たろう/ペンタクルの女王/リバース・ 2018年1月18日
ここのところまずまず良いカードばかりが続きましたが、今回ばかりはちょっと要注意。
それでもね、こんなことは普通に起こります。
思わぬアクシデントの気配あり。
絶対に大丈夫と確信していたことがダメになって超がっかりするような気配です。
また、自分自身に非がなくても災難がやってくることは誰にでもあり得ます。
しかしながら、このカードは「この状況から抜ければその先は明るい」という暗示も含んでいますから・・・
どんなことが起きようと心して当たりましょう。
今おかれた状況から最善を尽くす・・・いつだってこれしかありません。
こんなとき、パワーストーンとしてはスモーキークオーツを取り上げましょう。
スモーキークオーツは安眠効果以外にも有用な働きが多いパワーストーンですよ。
スモーキークオーツ・心の闇に希望の光
人がアクシデントに見舞われると、身動きが取れなくなることがあります。
交通事故を起こした人が、自分には怪我がなくとも呆然としたりします。
これに関しては心の働きが非常に優位に立っているようです。
これは精神が心に負けている状態。これどういう意味か・・・
そこで、まずは人間の構造についてある観点から観察してみます。
身体・心・精神
人間は「身体」「心」「精神」という三部門に分けて考えることができます。これらがどこにあるか、ではなく、機能としてこのように分けられるという話です。
「身体」というのはまったく物質的なことで、見たり聞いたり味わったりができます。センサーの役も負っていることになります。(もちろん、物質的な面で何かする、という役も)
身体というセンサーがキャッチした景色を心が受け止め、そして「すばらしい景色だ」と感じたりできるわけです。
それ以前に暑さ寒さとかも同じことですね。
身体が得た情報に心が動かされ、感情が沸き起こるという段取りです。
そしてその感情をさらに「精神」が受け取り、最終的な処理がなされるようです。
その感情が望ましいならそのままに、もしも何か対処が必要となれば、精神は心に働きかけて対応策を取らせます。
身体が寒いという情報を心に送り、精神はその対応策を作り、それを心に返して暖を取るような行動を取らせます。
さてさて、人が何かを喜ばしく肯定的に捉えたり、またはことによっては感情を抑えて「辛抱」したりできるのは、そこに「精神」があるからでしょう。
こうしてみると、精神はそこそに心や感情を統制できる存在となります。
ですから、感情が関わる何かを統制するためには精神の機能が十分に働くことが必要というわけです。
パワーストーンの意味や効果の解説として、よく書かれていることに感情に対しての働きかけがあります。しかし実際には、感情を統制している精神に働きかけているのが正解です。
ですから、今回取り上げたスモーキークオーツに関しても同様です。
スモーキークオーツの働きとして「心の闇に希望の光」というのは、心が作った感情を精神がコントロールできることを取り戻す・・・そんな感覚に近いです。
実際には他のパワーストーンでも同じですね。
「心の波を鎮める」といった作用を持つパワーストーンもたくさんありますが、これらは直接心に作用しているのではなく、心をコントロールしている精神の能力を取り戻している・・・これが正解です。
そして精神の大きな仕事のひとつは、心に起こる不合理な反応を処理していくことです。
コラム冒頭で書きました「交通事故を起こして呆然としている」様子のこと。
これ、心の「不合理な反応」です。
この不合理な反応は、根本的に生存にかかわります。
これを処理するのは精神が負っている役割であり、そして、ここ何度か書きました「決定」も精神の仕事です。
ややや・・・長くなりましたが、パワーストーンの働きを解説しようとするとこんな話にもなってしまいます。スミマセン。
あ、でもね、簡単に書けば、精神が心に負けたら・・・それは野獣と同じ。
でもね・・・昔からある精神論を言っているのではありませんよ。
精神は、自らの生存のためになるように、いつも合理的な判断をして心を統制することが望ましい・・・ただそれだけなんです。
セレニティアスでは、パワーストーンに助けてもらってもそれを実現できるようになったらいいなと考えているわけです。
明日が良い日でありますように。