ストーン選択のとき何が起きているか?
私が作品を作るとき・・・
「セレさん、瞳の色が変わってる。吸い込まれそう・・・」と言われることがあります。
PJ(パワーストーン・ジュエリーの略)を組み上げる時には、超感覚モードに切り替わっちゃうからかなぁ。あまり意識はしていなんだけど(汗)
表現するとしたら、水晶球透視「スクライング」をしている状態に近いなぁ。
(マニアックな人じゃないとわからない例えだ!ってピエロコに突っ込まれています)
スクライング:scrying
スクライング(またはスクライイング、英: scrying) は、何らかの物体や物理現象を見つめることにより、眼に入った物理的光に対応しない視覚イメージ、すなわち幻視を得る技法の総称である。
(Wikipediaより)
ストーンがどのような状態で見えているか?
私の目にはストーンの状態が・・・
- 白い湯気みたいなモヤ
- さまざまな色の光
- ストーン越しの景色の揺らぎ
などで見えています。
白い湯気が吹き上がっているハーキマーダイヤモンドの例
(カメラには撮影されていません)
他にも、ストーンに手をかざすと「温度」「ピリピリ感」「空気の層を押している感じ」なんかでも感じています。
全ての作業が終わるまでは、ストーンの光り方、エネルギーの上がり方、色の彩度やくすみ具合をずっと超感覚モードで監視している状態かな。
ストーンの状態を監視する
作業マットの上にあるのは、ご依頼主に対して反応が出ているストーンばかり。
それでも、PJを制作する時には、マットの上のストーンは全て仮置き状態扱い。
反応があるストーンばかりでも、メンバー交代は頻繁です。
なぜなら・・・
ストーンの状態って、いきなり変化するから!
それはもう驚くのを通り越し、時にイラっとするくらい。
作業マットの上で、ま〜るく輪っか状態にして、エネルギーの上がり方や諸々の観察をし「よし、これで仕上げよう」と私の中では決まります。
ここから特殊ライン、特殊ゴムライン、特殊繊維ライン、金属ピン、ワイヤー、などご依頼に応じたパーツでストーンたちを繋いでいくのですが・・・
組み合わせ作業中
ストーン組み上げ中に起こること
パーツを使ってストーン同時を繋ぎ始めた途端・・・今まで機嫌よく見えていた子たちの「白い湯気みたいなモヤ」がすとーんと落ちる。
あんなに噴き上げていた白い湯気が、びっくりするくらい一瞬で消える。
ここで無理に作業続行しちゃうと、ラインを溶かすように切られたり、金属ピンを破断されたりとetc...
編み込みのPJを作っている時には、次のストーンの穴をラインが通らない!ってことまで(汗)
ひとつのPJを作るのに、ストーンの交換を数十回、編み直した回数も数えたくない、って時もあります。
急にストーンの温度が下がり冷たく感じるとか、見た目の雰囲気がよそよそしくなる・・・なんてのは可愛いレベルなんですよ。
パーツを破損されると、実損なんです(泣)
でもまぁ、私の責任なんですけど。
吸い込まれそうな瞳の色〜!なんて言われていますが、心の中では「なんでぇ?」「うそでしょ〜」「このやろう」「在庫ないよぉ〜」「だあぁ〜」なんて言葉がエンドレス。
「どうしたんですかぁ?」とスタッフから声がかかる時には、これらの嘆きのような言葉が口から出ているのでしょう(笑)