パワーストーン使用の実践に思うこと

(筆者:友次郎)

辞典

セレニティアスの定期パワーストーン教室の上級コースでは、その教科書には「パワーストーン・コンタクトの技法」を教室用にリライトしたものを使っていました。

(それに加えて特別バージョンの追加教科書もあり)

ところで「パワーストーン・コンタクトの技法」は発売からしばらくして販売中止した商品でした。

販売中止になった理由は、これを出してみたものの、独習があまりにも困難ではないか、下手をすると危険かもと思われたことがありました。

(正直なところ、お客様からの強いリクエストに押されてコンタクトの技法を出したということもあり)

一方、生徒さんと対面でお話しできるパワーストーン教室では、コンタクトの技法に沿った内容を直接指導できることもあり、教室での使用を考慮してリライトの上で使うことになりました。

そして2017年12月、教室ではこのコンタクトの技法も最終章まで到達しました。

こうして思ったのですが、コンタクトの技法はやはりかなり高度だったということです。

上級クラスの生徒さんたちは、それまで初級6回、中級6回の計12回の授業を終えられ、それから上級に入った方々です。

それでもコンタクトの技法を楽々クリアできるわけではありませんでした。

「本を読んで知ること」と「実際にそれができる」ことはまったく別問題です。

パワーストーン教室では「実際にそれができること」を目指しており、パワーストーンの実践活用に主眼を置いた授業をしていたわけです。

パワーストーン意味辞典の功罪

さて、セレニティアスが発足した2002年当時は、書店にもネット上にもパワーストーンの知識は今ほどに沢山はありませんでした。

ところが今では、パワーストーンについて知りたいことがあれば、すぐにネットで調べることができるようになりました。

セレニティアス以外でも「意味辞典」の体裁をとっているページは山ほどありますよね。(むしろ、セレニティアスの辞典など、情報量が少ない本当に些細なページです)

しかしセレニティアスのページでも、アクセスが盛んなのは「意味辞典」にある個々のストーンの働きに関しての記事が多いです。

しかしながら、各ストーンの意味や効果、働きを読んで知るだけで、実際にパワーストーンを効果的に使えるとはとうてい思えません。

それもあって、今から振り返れば意味辞典そのものにあまりパワーをかけられなかったという感じもあります。

ところで、現在のパワーストーン教室の生徒さんたちは、初級から上級まで全26回をこなしてきているわけですが、これらの授業は「読むだけ」でなく実践を伴っています。

そうしてやっとパワーストーンを自分なりに使うことの真髄に触れたかどうかという入り口に到達したという感じです。

ネットまたは書籍にある「パワーストーンの辞典」は本当にあくまで辞典です。

例えて言えば、それは本当に単語の意味を調べる辞書であって、その説明で個々のストーンの意味・効果・働きを知ったとしても、それが実際に会話で使えるかは別問題ということです。

英語の辞書を持っていてそれを読めて、説明を理解できたとしても、英語の文章が読めて、書けて、英語が話せるかどうかは別問題なのと同じです。

ですから、「意味辞典」というものは、あくまで辞典だという観点で見て欲しいのです。

辞典があれば、単語の羅列はできるでしょう。

しかし文章として理解できるように並べて全体の意味が通るように組み上げることができるかはさらに別な能力なのです。