パワーストーン・配置の秘密
(奥義その3)
次に問題になるのは、組み合わせとして可能なストーンをひとつの作品の中に配置する方法です。
ここで間違ってもキレイとかカワイイとかといった観点だけでは配置はできません。
これまでのページで、個々のストーンに個々の性質があることをさんざん書きました。
ここでストーンAとストーンBがあったとしましょう。そしてこれらのストーンが同じブレスにおさまるのは問題なしとしましょう。
ところが、このAとBをとなり同士に配置するとダメ!ということが起ります。
(となり同士に置けない例・上はあくまで例題です)
たとえその配置がカワイクてもダメなものはダメなんです。
これは、2種類のストーンが持つ異なった波動が影響しあい、片方、もしくは両方がうまく働かないといった例です。
不思議すぎ、信じにくいですが本当です。
これも人間にたとえると簡単です。人にはそれぞれの気質があって、二人以上が共同作業をするのでも位置関係が大切だったりしますよね。
パワーストーンにもこれとまったく同じことが言えるのです。
ですから、セレニティアスのジュエリーデザインは、ただ見た目にキレイ、カワイイでは収まらないのです。
正直なところ、これによってデザインの幅はかなり狭くなり、大変しばりが多く、きびしいことになります。
パワーストーンの配置は、パワーが維持できて、なおかつオシャレでなくてはならないという究極的な作業を要します。
書いてても重苦しいです。
が、もっと重苦しいことと言えば・・・
前の方のページで、同じ種類、大きさ、形のストーンでも個々に全部性質が異なるということを書きましたよね。100個あれば100個がです。
クリスタル100個あれば、その100個がそれぞれ異なる性質を持っているのです。
いいですか?
ということは、ひとつの作品に同じ大きさのクリスタル3個を使うとしても、それぞれ3個には定位置があって、入れ替えはできないということです。
(ま、これはそのときの設計によりますけど)
だから、同じ種類、大きさのストーンが2個以上あるデザインのブレスが切れたとすると、もうお客様自身では元にもどすことができません。
同じ種類、大きさのストーンでも、元の位置と違った場所へは置けないのです。
というところで参考までに、驚いていただきますが・・・・
セレニティアスの作品に、4mmのローズクオーツ39個をペンダントトップの形に編み込んだ物があります。
(ピンクティアドロップ:旧作品で、現在はペンダントA)
これら39個のローズクオーツはやっぱり個々の定位置があるんです。これの製作過程ってどんなにややこしいことになるか想像できます?
あー、そう言えば最近の作品では上の画像にある「淡水パール」の編み込みも同じ。
(淡水パール28個の配置と、中にあるアクアマリンとの関係を読みながらの作業。)
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