モルダバイトの基礎
基本的な性質と使い方
パワーストーン意味辞典の方ではあまり多くを触れなかったモルダバイトです。このストーンのみ別ページで取り上げる方が良いと思えるほど、使い方にはヒケツがありました。
モルダバイトの鉱物としての由来の説は数々ありますが、詳しいことは既に多く書かれているマニアの方の意見で網羅されていると思います。
モルダバイトは隕石が地球に衝突したときに生成されたという説が有力なようですが、私自身もたぶんそうだろうと感じています。
モルダバイトがどのような組成で、そしてどのように生成されたか、それはパワーストーンを使うという観点からすれば大きな問題ではありません。そのパワーストーンが実際にどんなパワーを持っていてそれをどう使うかが私にとっては重要です。
それを調べて提供するのが私の仕事です。
モルダバイトの基礎・INDEX
モルダバイトの性質
モルダバイトはその成り立ちから、他のストーンに比べてかなり特殊です。そして働き方もかなり特殊です。使い方が難しいというのも無理もない話と思えます。
以下に私が知る限りのモルダバイトの基本的な性質を説明します。後半には実際に使用するときの秘訣を記しています。
モルダバイトはどこから来たか？
モルダバイトに対して私自身の感触では確かに地球外の何かを感じます。この点についてかなり説明しにくいのですが、それを承知で説明してみましょう。あくまでも私の感覚です。
私がパワーストーンから読み取れることのひとつは、そのストーンが持っている記憶です。ですから、修理で里帰り（修理のため一時返還していただく）するストーンのリーディングをすれば、持ち主に何が起こっていたのか（ご自身に自覚がなかったことまで）がわかります。これに関しては多数のお客様に証言していただくことができるでしょう。修理の際のリーディングサービスとはこのことです。
もちろん、持ち主が決まっていないストーンが持っている記憶も読み取ることができます。（当然ながら、人類誕生以前の記憶にも遡ってしまうようです）
それで読み取るモルダバイトの記憶とは、やはり宇宙（と言うか地球外）のことです。他の隕石系とは関係ないストーンにこれはありません。
そしてモルダバイトの場合、確かに宇宙と地球の半々のようなエネルギー状態を感じます。やはりモルダバイトの生成には隕石が地球に衝突したことが関係するようです。
モルダバイトが持つチャージ 力と浄化力
一般的に隕石系のストーンには強い浄化力はあるのですが、エネルギーチャージに使える隕石系は現時点ではモルダバイトだけと思われます。
特にクリスタルにチャージすることができること。これは他の一般的な地球産のストーンにはない性質です。クリスタルにチャージできるストーンは私の知る限りでは今のところモルダバイト以外に存在しないと思います。もちろん、モルダバイトはクリスタル以外のストーンもチャージすることができます。
クリスタルに関しては地球外の何かを持って来なければチャージしにくいストーンではないかと推測しています。なにせ、クリスタルは普段は地球産のストーンであればそれらをみなチャージしますからね。クリスタルをチャージしてくれる地球産ストーンはありません。
モルダバイトが他のストーンをチャージできるということは、そこに他のストーンを組み合わせて使うのは大変好都合ですよね。セレニティアスとしてはモルダバイトはむしろこの点で他のストーンとの組み合わせに向いているとさえ思っています。
モルダバイトの浄化能力は、他のストーンに対しては働きません。これは不思議なことなのですが確かにそのようです。
ところが、モルダバイトは人間に対しての浄化力に大変優れています。またこの浄化というのが心身両面に渡るのが特徴です。
モルダバイトは持ち主を選ぶ
モルダバイトは主人（自分の力を解放する人）をかなり選びます。使い方が難しいと言われる理由の多くはここにあると思われます。うまく使えないなら身につけるのが辛いだけ、という現象が起きます。他のパワーストーンと違って少し愛用していればそのうち身体が慣れてくるというわけには行きにくいです。
ですのでセレニティアスではそれが起きにくいように他のパワーストーンとの合わせ技を考案しているわけです。
さて、モルダバイトは他のパワーストーンと違い、主人となる人に以下のように問いかけてきます。これはなんとも不思議なエネルギーとして伝わります。
- 変化を望む気持ちは強いのか？
- 変化の際に起こる一時的な精神面での動揺や不要になったものの断つことをを覚悟できるか？
モルダバイトは元々が主人に同調※1する能力がすこぶる高いのです。しかしながら、持ち主側でモルダバイトを使う目的があやふやであったり、まったくなかったりでは同調しようがないということになりますよね。
※1）同調：（どうちょう） 他のものと調子を合わせること。ある人の意見や態度に賛成し，同じ行動をとること。「彼の意見に―する」「―者」
（スーパー大辞林より）
モルダバイトが持ち主を選ぶと言っても、無目的になんとなく手に入れることはあり得ないのかと言えば、そうではありません。もらったり、買ったりすることは普通にできますが、モルダバイトの働きを受け取れる準備がなければそのパワーは働かないということです。
そもそもの目的がない場合は、人によりますが単にモルダバイトフラッシュに辛い思いをするだけですから、 身につけることを自然にしなくなるでしょう。この状態ではモルダバイトはすでに持ち主を失っています。
まあ、モルダバイトフラッシュ自体がパワーの現れではありますが、使わないエネルギーはぐるぐる回りして変に滞留する感じですね。
願いの種類として「○○になる」このように目的を持つことがありますよね。ところでこの「○○」についてきっちりと定義できているでしょうか？
例えば「一流の音楽家になる」ということを考えてみましょう。それでは「一流の音楽家」とはどんな状態でしょうか？これが子供にもわかるように説明できなければ、目的があやふやで、実のところ自分にも意味がわかっていない状態です。これではモルダバイトも他のストーンも働きません。いえ、それ以前に自分自身がゴールを持っていません。
さて、以上のようにモルダバイトを持ってうまく行く人というのは目的がしっかりしている人、それに向かってある程度は心構えがある人ということになります。
しかしながら多くの場合、そんなにしっかりした人ばかりではありませんよね。
そこでセレニティアスではモルダバイトが持つ素晴らしい力を安全に愛用できるようにPJを製作しています。
モルダバイトは内蔵しているエネルギーが大きい分、それだけに受け取り方にも細心の注意が必要です。でも、その部分をうまくクリアできるようにすればこのストーンほど頼りになるものはありません。
モルダバイトを使うコツ
上に書きましたように、モルダバイトを持つ前には「モルダバイトの力を使って何をしたいのか？」を明確にしておいて欲しいのです。それが第一の秘訣です。
モルダバイトは「自分の本当の心の声をしっかり聞き、その声に従おうと決意した者」にだけ心を開き寄り添い、必要なエネルギーを100％与えてくれます。
なぜそんなに覚悟が要るのかという理由は、モルダバイトがひとたび主人となる人に同調すると「主人の願いを叶えるために必要な状況の変化をとても早く、大きく発生させる」からです。
本当に大変化をもたらします！
実のところ世間では、この大変化についていけない精神状態も含めてモルダバイトフラッシュと呼んでいるフシもありますね。
大変化の過ごし方
大変化の渦の中で発生する様々な出来事を細かく分析しないで、こんなこともあるだろうと受け流しましょう。変化の渦の中では「竹のようなしなやかな心」で過ごしてください。
どうしても違和感を感じたときには立ち止まり「自分が向かうゴール」を見てください。ジグザグしながらでもゴールに向かっているようなら細かいことは気にしないでくださいね。
途中経過は無視して結果だけを見ていてください。その経過観察も３週間くらいの長めのスパンでいてください。
人生には良いことも悪いこともあるけれど、これらは見方さえ変えれば表裏一体。自分の捕らえ方次第でどうにでも変わりますよ。
モルダバイトは魔法のアイテムか？
モルダバイトのパワーは正直に言ってかなり強いです。もしかすると普通に入手できるパワーストーンの中では種類としては最強クラスです。
しかしながら、上で書いているとおり、目的意識と変革の覚悟がない場合にはまったく意味がありません。
ですから「隕石はすごく強いエネルギーを持っているらしいから所有していればきっと良い事があるぞ！」と魔法のアイテムにすがるような他力本願の人にはお勧めしません。
無理に所有しても「人生大変換の荒波」に耐えきれず潰れてしまうでしょう。
これはモルダバイトに限らず、エネルギーが強いパワーストーンを持つ時に共通することです。
実は人というのは変化することを心の底からはなかなか望みません。
でもね、モルダバイトは単に所有するだけなら何も問題はないでしょう。モルダバイトフラッシュに当たらないように、引き出しにしまって置くことはできるのです。また、決意が固まったら再出発するのもおかしな話ではありません。
セレニティアスのネックレスシリーズでは、できるだけやさしく、モルダバイトの働きをどなたにも使いやすいようにストーンを組み合わせています。
モルダバイトは隕石が地球に衝突したときに生成されたという説が有力で、その隕石はドイツのある地域に落下したとされています。そのときの衝撃と高温で飛び散った物がチェコのモルダウ川で発見されていると云うわけです。
モルダバイトは生成要件が特殊なせいか、他のエリアでは発見されていません。産出量としては一定量が掘り尽くされると無くなってしまうことになるようです。