組み合わせの実例「人付き合い」編

今回は「パワーストーンの組み合わせの実例」についてお話しましょう。

今回の例題は「人付き合い」についてです。

人間関係

例えば「他人と上手くつきあえない(人の輪に入れない)」とお悩みの方がいらしたとします。この問題を解決しようと思ってパワーストーンショップをのぞいたとしましょう。

するとそこには「対人関係にはこれ!」とブルーレースアゲートがたくさん並んだブレスが紹介されているのではないでしょうか。確かにブルーレースアゲートが持つ意味・効果として円満な対人関係をサポートする働きがあります。

でも本当にこれだけで人とうまくつきあえるようになれるでしょうか?臆する事なく人の輪に入っていけるようになるでしょうか?

正直なところ私は「う〜ん、少し難しいんじゃないかな」と思います。

なぜなら、この願いに関して現実にはブルーレースアゲートが持つ意味や効果以外の部分で解決しなければならないことが山ほどあるからです。

対人関係の根底にあること・掘り下げて分解する

そもそも、人とつきあえないとか、人の輪に入れない人の場合、円満な対人関係を築く能力以前に問題があることが多いのです。これは私が6000人以上のお客様とお話してわかってきたことなのです。

対人関係について「思うようにうまく行かない」という人の根底に潜む性質として、以下ような例があります。(あくまで例です。もちろん他の要因も様々に存在します。)

  • 必要以上に他人の反応を気にし過ぎる
  • 自分に自信が持てない

これらのように、コミュニケーション能力以前の問題が隠れている場合が多いのです。ですからブルーレースアゲートの単体使用では、その効果が体感できないといった体験をお持ちの方が多いのではないですか?

パワーストーンの役割分担(他人の反応を気にし過ぎる)

それでは、ブルーレースアゲートの働きを補うためにどのような作戦が考えられるのでしょうか?上のように分解された問題についてそれぞれに対応するストーンを探してみます。

ブラックオニキスの意味と役割

まず「必要以上に他人の反応を気にしない」ようにするために「人は人、自分は自分」と割り切って考えられるようになる働きを持つブラックオニキスブルーレースアゲートと一緒に愛用したとします。

するとブラックオニキスの効果で、ある程度は「自分と人とを分けて考える」ようになれます。

ですが・・・ここで気を付けないと「自分は自分」と思うあまりに「これが私の気持ち・意見だ」と自分の考えを相手にムリヤリ押しつけてしまう「ただの自己中な人間」になっているケースがあるのです。人との円満な対人関係を築くのに大切な「相手の気持ちを考えてあげる」という部分が欠如しちゃうんですよね。

これでは円満な関係なんて無理ですよね。相手の人に嫌われるだけ。

ではどうすればいいか?

アンバーアマゾナイトの意味と役割

ブラックオニキスを用いる時には「人の気持ちがわかる」ようなサポートをするアンバーアマゾナイトを一緒に持って自己中になるのをセーブすることが考えられます。

自分の考えを主張する前に、相手の気持ちも考えてあげる精神的な余裕を育んでもらうのです。

アクアマリンの意味と役割

更に、この時一緒にアクアマリンを用いると「相手が受け取りやすい言葉」で自分の気持ちを伝える事ができる能力を高くしてくれるので人との会話がスムーズになり、意志の疎通が上手くいきますよ。

パワーストーンの役割分担(自分に自信が持てない)

次に「自分に自信が持てなくて、人の輪に入れない」思いはどうやってサポートしましょうか?

シトリンの意味と役割

考えられる一つの方法としてブルーレースアゲートブラックオニキスアンバーorアマゾナイトアクアマリンの中に、自分への自信を育むシトリンを投入します。

シトリンには明確な理由もなく自分の事を悪く思う考え方を矯正し、自分に対する評価を高くして、心に陽気さをもたらす働きがあります。

そもそも自信なんてものは「誰かからもらうものじゃない」ですよね。自信という文字を見てください。「自らで信じる」と書いて「自信」ですね。

それでも自分で自分を信じるには根拠が必要でしょう。そしてその根拠は自分でやっている努力でしか裏付けできません。

でも、この努力すらしないで最初から投げ出して「自分はダメな奴なんだ」と思っている人が意外と多いのですよ。

まだまだ必要なパワーストーンがありげです。

カーネリアンの意味と役割

だからここに更にカーネリアンを投入します。

するとシトリンが育もうとしている自分への自信をつけさせるために「まずは自分でも何か行動してみる気持ち」をカーネリアンが刺激してくれます。

そして実際に行動してみた事をシトリンが正しく評価させるので、知らないうちに自分への自信が少しずつ育ってくるんですよ。だからこの2つのストーンはセットで持つのがお勧めです。

以上「人と上手くつきあいたい」という願いをサポートするためにはこれだけの種類のパワーストーンを組み合わせる必要もあるんですよ、という一つのお話でした。

そうそう、ここで一つ大切な注意点。

シトリンはたま〜に食欲中枢を刺激する事があります。だからダイエット中の人やカロリーを気にしている人は食事前にシトリンを身体から外す事をお勧めします。

シトリンを着用しながら上手く食欲をセーブする方法はまたの機会にお話しましょうか。

選択の次にくること「配置」

さてさて、以上のようにある願いに対してそれを総合的にかなえるためのストーンの「選択」を書きました。

しかし、こうして集めたパワーストーンを「適当に」つなげればブレスレット(や他の製品)の完成かと言えば、そうではありません!

大切なのは「配置」です。どこにどのパワーストーンを置くのか?これは非常に大切なノウハウです。

この配置を誤れば、ことによってはほとんど全く意味をなさない、何も効果がない製品ができてしまいます。

ですから・・・

このページでピックアップされているパワーストーンをとにかく並べただけでは大失敗します。

パワーストーン選択についての補足

ひとつのストーンが持つ意味や効果は1つではなく、やまほどあります。この意味辞典も、それぞれのストーンについて意味と効果がすべて書かれているわけではありません。

次に、あるストーンの、ある特異な効果を引き出すために他のストーンの力を借りることがあります。むしろこの方が多いのです。ですので、表立って言われている意味や効果以外の働きをさせていることがあります。

追記

以上のようにセレニティアスがひとつの作品を仕上げる過程でどのようにストーンを選択しているのかをざっと説明しました。

これらの更に基礎になっている考えをもっと入門レベルから書いた読み物を用意しています。

是非とも無料ダウンロードのページにある「ショップが書けなかったパワーストーン選び」をお読み下さい。

編集後記 中尾友次郎

セレ(彌永由利江)がなぜここまでストーンの組み合わせにこだわるのか?それは製品を使うお客様の問題に真剣に取り組み、そしてそもそもストーンの働きとその限界を熟知しているからでしょう。また、問題の掘り下げに役立つようメンタルケアアドバイザーの認定も受けています。

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